実際に利用してみて分かった、ロイヤルホストが好業績な理由
以前から気になっていたロイヤルホスト。それは、2012年あたりから業績が急回復しているからです。回復というか、V字回復であり、業績は極めて好調。「ファミレスは終わった」と言われていた時代が懐かしく感じるほどです。そのロイヤルホストを利用する機会が、やっと出来ました。来店したのは、週末の午後2時頃。
ランチ時を少し過ぎていましたが、空いていたという感じはなく、来店客は10組以上いたかと思います。パフェやかき氷などカフェ需要も取り込んでいるからです。案の定、シニア層を含む家族が大半。ただ、ビジネスマンらしき男性2人組も何組かいました。ビジネスマンの休憩需要も取り込んでいるようです。
今回の利用でわかった、ロイヤルホスト好業績の理由について、まとめてみたいと思います。
【実際に利用してみてわかったロイヤルホスト好業績の理由】
[Q]店内調理のメニューがほとんどで、安全・安心・美味しいから
[S]特別サービスが素晴らしいわけではないが、マイナス要素はほとんどないから
[C]安定した清潔感があるから
[その他]キャンペーンなど新メニューが豊富で、メニューを見ているだけで楽しくなるから
[その他]店内デザインに高級感があり、優越感に浸れるから
Q(クオリティ)に関しては、「店内調理」をアピールし、ファミレスで想像されがちな冷凍食品などの利用をしていないことをウリにしていました。これが、安全・安心を重視する子持ちの両親やシニア層に支持されているのではないでしょうか。もちろん、料理は美味しく、昔のファミレスのイメージは全くありませんでした。フランス料理のテリーヌなども店内調理品で提供しており、料理のクオリティは期待以上のものという印象です。
S(サービス)について、特別サービスがよかったわけではありません。アドリブの会話ができるほどの接客は期待できませんが、心地良い感じは十分あります。一定のサービスは担保されている感じでしょうか。この安定感が支持を受けている理由なのかもしれません。
C(クレンリネス・清潔感)についても、S同様特別優れているというわけではありませんが、綺麗に掃除はされています。トイレを利用しなかったので、Cについては不明な要素が多いですが。
その他、メニューの楽しさは結構強く感じました。ファミレスやチェーン居酒屋を普段利用しないかもしれませんが、メニューだけ見ているだけでも楽しめます。さらに、キャンペーンなど新メニュー開発を頻繁に行われているみたいで、当時は夏のカレーフェアが行われていました。メニューが頻繁に更新されていると、リピートする楽しみが出てきます。
また、店内デザイン、特にレジやトイレ表示がホテルに似ており、高級感があります。この高級感と安定した接客が合わさることで、利用客はある意味優越感に浸ることができます。例えて言えば、飛行機に搭乗する際に、客室乗務員に礼をされる時の感じでしょうか。
正直言って、QSCで特別感動した点があったわけではありません。高級レストランには、どれも負けています。しかし、独立系の洋食屋さんと比較すれば、Qではいい勝負をし、QCでは十分勝っています。よって、競合として洋食店があり、洋食店よりも優位性を持っているので、人気を博していると言えます。もしくは、減少しつつある洋食店の代替として利用されているのかもしれません。
☆今日のまとめ☆
好業績のロイヤルホストは、特別感動する料理やサービスを提供しているわけではない。
しかし、店内調理の美味しい料理と安定した接客が、安心・安全を重視する子持ち夫婦やシニア層にウケているのではないか。
独立系洋食店よりも優位であり、もしくは代替として利用されているのだろう。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
食べたのは、クラブサンドイッチとうぐいす豆とグリルチキン。
クラブサンドイッチは、ボリュームたっぷりで、これだけでお腹がいっぱいになれます。
チキンは、結構あっさり目の味付けであり、シニア層を意識しているように感じました。
また、行きたくなりましたよ。