成城石井で見つけた高単価商品でも売れる秘密とは?
神戸駅前にある成城石井の店舗にはよく行くのですが、そこでとある販促物を見つけました。その販促物とは、ドラッグストアにはよくあるものですが、スーパーで見かけることはほとんどありません。
その販促物とは、
ランキング
です。成城石井のすべてのカテゴリーではないですが、生ハムなどの主力商品の棚には、「人気第一位」などのランキングのPOPが付けてあります。これがあると、消費者の選択はとてもスムーズになるのです。
成城石井ほどの面積が小さなお店でも、選択肢は複数あります。これがダイエーなどGMSの大型店になれば、10以上の商品の中から選ばなければなりません。品揃えが豊富な点はありがたいですが、反面選ぶ面倒さが増幅します。そういう時に、ランキングがあれば、かなり絞られます。
選択が楽になるだけではありません。あまりに多くの選択肢があれば、選ぶ行動を先延ばしにしたり、選択をしなくなったりするのです。これは、販売機会の喪失に他なりません。
ランキングがあれば、購入に伴う失敗リスクがかなり低減されます。食べログを見て飲食店を決める場合と同じですね。失敗リスクが低くなれば、単価の高い商品でも安心して買えるのです。成城石井で単価1000円以上の生ハムが売れる要因は、ランキングにあるのかもしれません。
逆に言えば、ランキングがないからこそ、スーパーでは高単価商品の売れ行きがさほど伸びないのかもしれません。この違いは、売上高営業利益率に表れます。
☆今日のまとめ☆
成城石井で1000円以上する生ハムが売れるのは、ランキングがあるからではないか。
ランキングがあることによって、選択がしやすくなるだけではなく、失敗リスクが低減することで、高単価商品の購入に踏み切りやすくなる。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
- 今日のこぼれ話☆
成城石井の生ハムは、本当に美味しそうに見えますね。
ちなみに、私が生ハムをよく買うのは、カルディ。
コスパ高いんですよ。