ケーズデンキBy takuhitofujita

 

先週末、HAT神戸のケーズデンキに行きました。もちろん、用事があったからです。この店舗へは車で行くしかないため、何気なく行くということはほとんどありません。ちょっと気になるという程度ならば、梅田のヨドバシを覗きます。

 

この店舗は、どちらかというと郊外型の家電量販店に当たります。駐車場に無料設定があることが、それを表しています。先週末、この郊外型家電量販店に行って、感じたことをお伝えしたいと思います。

 

まず第一に感じたのは、

 

来店客が少ない

 

ということ。GW(ゴールデンウィーク)という日程、夕方という時間がまずかったのかもしれません。それでも、週末にしてはお客さんの数は少ない方でしょう。以前、平日の夕方~夜に行ったことがあるのですが、この時間帯よりは多かったものの、せいぜい1.5倍ぐらい。平日の家電量販店の人の少なさは異常なので、今回の週末はかなり少なく感じました。その結果、売場の大部分に誰もいないという状況が出来上がることになります。

 

そこで、なぜここまで来店客が少ないのかについて、考えてみました。

 

【週末のケーズデンキに来店客が少なかった原因】

[1]            GWだったから

[2]            わざわざ行くのが面倒だから

 

1については、先ほど述べた通り。旅行に出かける人が多い時期なので、普段でも行ける家電量販店は敬遠されても不思議ではありません。ただ、隣のショッピングセンター(SC)は、そこそこ人が入っていました。そのSCには、ユニクロ・ABCマート・関西スーパーなど人気や利用頻度の高い店舗が入っていることが、大きな要因でしょうか。さらに、映画館もあります。この施設に来店が多かった事を考えると、別の要因がありそうです。

 

そこで浮上するのが、2になります。単に行くのが面倒なのです。わざわざ足を向けるにしては、その効果が小さく感じるのでしょう。以前は、家電量販店にひやかしに来る人もそれなりにいたかと思います。確か、リーマンショック前までは、そのように感じました。それが、今回行ったケーズデンキには、そのような遊び目的のお客さんさえほとんどいませんでした。こうなったのは、スマホの影響ではないでしょうか。スマホがあれば、どこでも遊べます。ならば、わざわざ家電量販店まで足を運ぶ必要はありません。

 

このように、利便性の低さが、郊外型家電量販店の来店客を少なくさせているのです。ちなみに、利便性の高い駅前立地の家電量販店には、多くの来店客で賑わっています。ヨドバシ梅田しかり、三宮のヤマダ電機しかり。家電量販店にも、利便性の高さが求められていることになります。

 

今回の訪問でもう一つ感じたのは、

 

売場が無駄に広い

 

ということ。先述した通り、売場のほとんどにお客さんがいません。その中をひと通り歩いたのですが、それなりの距離があります。さらに、何か買う目的があって来店した人は、この広い売り場の中を探す必要があります。店員さんに聞けばいいのですが、その店員さんを捕まえるのにも一苦労します。この広い売り場本当に必要なのでしょうか。

 

広い売り場にあるのは、商品のみ。そこに何かしら需要を生み出す仕掛けもありません。たまにメーカーの販売員がいるぐらいでしょうか。それもたまなので、本当に殺風景なのです。この寂しさ漂う売場が嫌な消費者も、いるかと思います。家電量販店が、このような広い売り場を設けるのは、品揃えの大きさを消費者が求めているから、と考えているからでしょう。しかし、実際にそうなのでしょうか。

 

店頭にある商品の種類が多ければ、それだけ選択肢が広がりますが、一方で迷うことになります。さらに、品揃えの大きさではネット通販に敵わないため、本当に品揃えを求める消費者には、家電量販店の品揃えは中途半端にしか思えないでしょう。結局、家電量販店が良かれと思ってやったことが、逆に消費者にとっては苦痛になり、または、中途半端にしか映らないのです。

 

このように考えると、家電量販店でも、スーパーと同じように、今後店舗の小型化・駅前など利便性の高い立地が増えるように思えてなりません。

 

☆今日のまとめ☆

郊外型家電量販店は、平日のみならず週末でも満足に集客できていない。

その大きな要因は、スマホの影響ではないか。

手軽に楽しめるスマホに対して、家電量販店はわざわざ足を運ばなくてはならず、その費用対効果はより低くなる。

また、品揃えを大きくするために広げた売場面積は、商品を探すのにも手間がかかる。

品揃えの大きさも、選ぶ苦痛を与えるだけでなく、ネット通販よりも小さいので中途半端という印象しか与えかねない。

今後、スーパー同様、店舗の小型化・利便性の高い立地が増えるのではないか。

 

 

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☆    今日のこぼれ話☆

ケーズデンキさんは、個人的には好きなのですが、来店客の少なさに、店員さんを可哀相に思えたほどでした。

家電量販店の売上不振は、テレビだけの問題ではないと、私は思います。