マイクロソフトオフィス2013の口コミからわかった、売れない商品の特徴とは?
by courtesy of tcoffey
私自身、Windows XPのサポート終了により、ノートパソコンの新調を余儀なくされているのですが、オフィスも新たに購入する必要があります。現在2003を使っているのですが、こちらもXP同様にサポートが来年春に終了。そこで、最新版であるオフィス2013の評価を、価格コムで調べてみました。
この調査でわかったことは、オフィス2013の評価が低く、酷評している人が多いということです。(ちなみに、「酷評する」を英訳すると「slam」になります。)その理由をまとめると、次のようになります。
【マイクロソフトオフィス2013の評価が低い理由】
[1]価格が依然割高だから
[2]前バージョンから大きくリニューアルしており、使いにくいから。
[3]機能が高度化したものの、実際に利用しない機能が多いから。
1は、無料または格安のオフィスソフトが普及したことが要因でしょう。以前は、マイクロソフトオフィスしか選択肢が無かったので、価格の高いのは普通に受け入れられていましたが、今では無料や安く使えるソフトがあるので、マイクロソフトオフィスの価格が同じでも、割高に感じるのです。これは、ファストファッションが普及したことで、百貨店の衣料が割高に感じるのと似ています。
2は、新しいソフトということで見た目も大きくリニューアルしたものの、一方でこれまでと使い勝手が異なり、使いづらいという不満です。これは、消費者の中で利便性がこれまで以上に重要視された結果と言えることができます。機能よりも使いやすさ重視ということでしょう。
3は、2とも関係あるのですが、必要以上の機能は不要ということです。機能をてんこ盛りにするのは、国内メーカーの得意技ですが、マイクロソフトオフィスにも当てはまるようです。実際、仕事でワードやエクセルの高機能を使い倒している人は一部であり、プライベートも含めると、ほとんどの人は単純な機能しか使っていないと言っても過言ではありません。ならば、それほど高度な機能は必要ではなく、その不要な機能に高い値段を払っていることは、馬鹿げたことでもあります。これは、自動車で起こっていることと同じ。普段あまり運転しない人にとっては、駐車場の賃料や自動車保険の負担は大きくなり、レンタルやカーシェアリングサービスを利用すれば、安く済ませることができます。「いつでも車で移動できる」という機能は無くなりますが、この機能がなくても日常生活に大きな支障はありません。
このオフィス2013の評価を消費者ニーズに帰納すれば、以下のようになるでしょうか。
【オフィス2013の評価からわかる消費者ニーズ】
[1]競合品よりも割安
[2]高い利便性
[3]不要な機能はカット・割安さ
逆に、割高な商品や利便性に劣る商品、機能てんこ盛りな商品があれば、そこにスキマがあることになります。
☆今日のまとめ☆
マイクロソフトオフィス2013が酷評されているのは、「依然割高だから」「使いにくいから」「不要な機能が多いから」である。
これらは、割安さや高い利便性、不要な機能のカットを求める消費者ニーズと読み取ることができる。
これら3点に劣る商品があれば、そこにスキマが存在する。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
結局2010を購入することになりそうです。
無料ソフトでもいいのですが、エクセルの関数・マクロは便利なので、エクセルだけはどうしても外せません。
あと、パワーポイントもプレゼンの際に必要なので。
今はパワポをほとんど使いませんが。