ドン・キホーテが教えてくれる、小売業が待ちの商売ではない理由
大阪・梅田に出た時に、必ず行く場所があります。それは、エキマルシェの端にある、カフェ前の場所。ここは梅田駅の直近という好立地にも関わらず、いろんな商売がチャレンジしては撤退するという歴史を刻んでいます。(少し大げさか)これまでに出店した業種・業態は、
高級スーパー(確かいかりスーパー)
イートインスペース主体の食料品店
地方産品を取り扱う小売店(期間により産地は異なる)
子供向け人気キャラクターイベント(期間限定)
クッキー食べ放題(期間限定)
など。キャラクターイベントやクッキー食べ放題は、期間限定の出店なので、それなりに収益は上がっていたのかもしれません。それにしても、2012年10月末にエキマルシェ大阪がオープンしたので、まだ3年しか経過していないのに、このテナント変更の程度は異様なほどで、いかにこの場所が集客に適していないのかがよくわかります。駅チカでも、商売に適していない場所はあるものです。
その場所に、再度チャレンジするチェーンが表れました。それは、
です。ドン・キホーテと言えば、小売業界の価値組であり、日本で唯一成功しているGMSチェーンと言っても過言ではないでしょう。売り場面積の大きな店舗が多く、駅前というよりも、大通りに面した場所に出店しているイメージです。そのドン・キホーテが、エキマルシェのテナントとして出店するのは、かなり驚き。出店前に、オープンの告知を見つけたのですが、その時は本当に驚きました。まさか、ドン・キホーテが小型店を出店するとは思ってもみなかったからです。商号は、確か
だったかと思います。(告知のポスターに書いてあった)
好業績のドン・キホーテが、なぜわざわざ駅チカに出店する必要があるのか?それは、
家賃は高いけど、集客力はそれ以上に魅力的だから
でしょう。ドン・キホーテが、見込み客の多い駅前まで売込みに来た、とも言えるかもしれません。何度も言いますが、ドン・キホーテは好業績です。わざわざ駅前まで来なくても、人通りの多い場所に大型店を作れば、それなりに儲かるはず。にも関わらず、駅チカを目指すというのは、それだけ駅の近くとそれ以外の場所との集客力の差が大きくなった、ということではないでしょうか。特に、JR・私鉄の駅が集まる梅田では、各百貨店からルクエ・グランフロントまで、大規模商業施設が駅前に集積しています。もしかしたら、ルクエ・グランフロントの開店により、梅田にある既存のドンキは売上が伸び悩んでいるのもしれませんね。
新聞の記事を見れば、百貨店がSCのテナントとして出店する事例も増えている模様。そして、JR神戸駅の駅ビルには、小型の無印良品がオープン。小売店は、集客力の高い場所を目指しているようであり、もう待ちの商売ではないのかもしれませんね。
☆今日のまとめ☆
ドン・キホーテがエキマルシェのテナントとして小型店を出店するのは、駅チカの集客力の高さが魅力的だからではないか。
小売店は、集客力の高い場所への売込みに力を入れている。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
- 今日のこぼれ話☆
どうも、お久しぶりです。
おかげ様で元気です、と言いたいところですが、またまた風邪でダウンしています。
どうしようも無くなり、今日病院に行ったのですが、流行りのウィルスに感染していないことが判明し、安心しました。
原因はわかっています。
電車で私の前に座っていた男性の、いかにも風邪引いていますという咳でしょう。
やばいと思いましたが、マスクを持ち合わせていなかったために、風邪をもらってしまいました。
この季節、風邪を引いていなくてもマスクは必須ですね。