あれこれ悩んで購入する食品とは何か?

Terra

今日は、新事業の話。食品の流通が、メーカーや商品力以外の力で決まってしまうことに、違和感を覚えて、「食を消費者に伝える方法が他にあるのでは?」という思いで、今まで事業アイデアを考えてきました。


ただ、どうしても払拭できない問題がありました。それは、

「消費者は、食品を丹念に調べて購入するのだろうか?」

という点。スーパーでの買い物でよく言われることは、お店に行く前に買う個別商品(例えば、カルビーポテトチップス60gなど)を決める場合は少なく、店頭で買う商品を決める場合が多いということです。これが成り立つと、店頭の外でメーカーがいかに商品の特徴や開発した思いを伝えたとしても、消費者の購買にはつながりません。ならば、メーカーの活動の意味がほとんどなくなります。私自身の消費活動を考えても、それほど思い入れのないカテゴリー(例えば醤油など)で、特に欲しい商品がなければ、店頭に置いてある商品から選ぶことが多いです。たとえ欲しい商品があったとしても、どうしても必要な商品(例えば卵や牛乳・納豆など)ならば、店頭にある別の商品で我慢してしまいます。そうなると、消費者の購買につなげるには、店頭にあるかどうかが大きな意味を持ってきます。だから、大企業を除いてほとんどの食品メーカーは、卸・小売店への営業に力を入れる一方で、一般消費者への宣伝をほとんどしないのです。


ただ、昨日の記事にも書きましたが、小売店が商品を売れる商品だけに絞る傾向にあるのは事実。さらに、小売店は売上を増やすことが難しいので、コストダウンに力を入れています。メーカーに影響を与えるコストダウンとは、値下げ要請。この結果、売れる商品を開発し、低コストで製造できるメーカーの商品は、店頭から姿を消すことになります。これは、食の選択肢を狭めることになり、また商品開発力のある企業を減少させることになり、日本にとっては大きな損失です。


だからこそ、一般消費者へのアピールが必要であるのですが、メーカー直販でもしない限り、一般消費者への告知の効果がわかりません。ただでさえ資本力の小さな中小企業が、効果のわからないものにお金を出すわけがない。実際、ニ三の企業にアイデアを伝えたところ、考えは面白いとの意見をいただきましたが、いざお金がかかるとなると二の足を踏んでいるようでした。また、食品メーカーによる通販も、ほとんどが大きな売上になっていない模様です。実際に調べたわけではないですが、通販サイトを見たところ、更新頻度が低かったり、購入者の声がなかったり、人気(ひとけ)を感じないサイトでした。売上が増えない→力を入れられない→さらに売上が増えない、という不のスパイラルに陥っているようです。一般的に食品は、生鮮品を除けば単価が低く、送料の比率が高くなるのも、食品がなかなか通販で売れない理由の一つだと思います。これでは、一般消費者とのコミュニケーションを通販売上につなげることも難しい。これらを総合的に考えて、メーカーと一般消費者とをつなぐ考えを事業化することに、躊躇していたのです。


ただ、この思いも捨てがたい。そこで、次のような特徴を持つ商材を考えてみました。


1)商品を購入する時に、商品の特徴をよく調べてから購入を決める。

2)通販でも一般的に販売されている。

3)比較的単価が高い。

4)利益率が高い。

5)自分自身が興味のある商材。


いろいろな商品が出てきましたが、すべての条件を占めるのがワイン。


まず、1)についてですが、ワインは今でこそスーパーやホームセンターでも販売されていますが、できれば専門家のいる酒屋やワインショップで買いたいもの。また、安くても1000円ほどはしますので、失敗したくないという心理が働きやすい。だから、試飲を積極的に行っている阪神百貨店梅田店のワイン売り場が盛況なのだと思います。


次に、2)は楽天などのモールを見ても、ワイン通販サイトは多数存在します。商品の良さをじっくり調べて買いたいという消費者心理が働くゆえでしょう。


3)は、安くても1000円前後なので、一般的な食品(スーパーで販売されている加工食品は、ほとんどが300円以下。)と比べると高い。


4)は、実は知りません。ただ、水物である点に注目すれば、一般的な食品と比べて利益率は高いのではないでしょうか。


最後に5)。ワインは家に何本もストックしており、週末にはよく飲みます。今でこそ行く機会がめっきり減りましたが、神戸・三宮のワインバーに頻繁に通っていた時もありました。なので、問題なし。


4)について補足。利益率の高い商材を選びたい理由は、創業直後は一人ですべての事業活動を行うので、売上を増やそうと思えば、提供商品の単価を高めに設定する必要があります。この高い商品を買う余力が必要なので、利益率の高い商材を選択しました。利益率の高い商品は、販促費をかけてでも売りたいものです。


「ワインは食品ではないのでは?」というご意見もあるかと思いますが、私にとっての食品とは、

口に入れて楽しむもの

という定義なので、問題なし。これからワイン市場について、調査が必要です。


☆12/2の目標 ☆

1  プライベートブログの更新 ◯

2  午前6時起床 ☓

3  毎朝、鏡の前で笑顔の練習 ☓

4   腕立て・腹筋を各30回 ◯

5  部屋・事務所などの掃除をする ☓

6  手帳に今日の反省の明 日の希望を書く。〇

7  読書(書籍・雑誌)をする ◯

8  毎朝、ツイッターでつぶやく ×


☆     今日のこぼれ話☆

ワインに関して問題なのは営業エリア。

一人で始めるので、できるだけ営業する地域は限定したい。

できれば、神戸市中央区~西宮市までに限定したいのです。

このエリアに、ワインのインポーターや販売者はどの程度いるのか?

これは今後詰める必要があります。

ネットでの集客ももちろんしますが、ネットだけで完結するものでもありません。

営業エリアは最後まで頭を悩ましそうです。

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