ソフトバンク・マクドナルドと吉野家の大きな違いとは?
明日も早いので、今回も短い記事になります。
マクドナルドのビッグアメリカ2のCMをテレビで見るたびに思うことがあります。それは、ソフトバンクのCMと似ているということ。共通点は、一度耳にしたことのあるテンポのいい洋楽が流れているということです。この音楽とともに、マクドナルドはハンバーガー(今はテキサスバーガー2)が、ソフトバンクはスマップが登場し、両社はハンバーガーと携帯電話を勧めてきます。テレビCMという15秒ほどの短い間なのですが、古き良きアメリカを思い起こさせるノリのいい音楽が流れると、思わず踊りたくなるほど気分がよくなります。このCMでは、ハンバーガーや携帯電話のスペック(規格・内容)はほとんど説明されません。マクドナルド(この場合はビッグアメリカ2)とソフトバンクのイメージ(=憧れを抱くほどのかっこよさ)が、訴えられていると言えるでしょう。
一方、ラジオのニュースでは、牛丼の安売り競争が激化していることが報じらていました。吉野家・松屋・すき家による値下げ競争です。各社、値下げに関するCMはほとんど行っていないのですが、ニュースを見る限り各社が訴えているのは、「並」「価格」の二点です。つまり、これは牛丼のスペック・価格になります。この訴えを聞いた消費者は、スペックを比較して自分にとって一番効用の高いお店に行くことになります。大部分の消費者は、価格という数値を比較してお店を選ぶことでしょう。その判断には、牛丼各社のイメージは全く影響しません。
このように、マクドナルドやソフトバンクは、イメージを訴えることによりブランドを確立し、その結果価格競争を免れています。一方で、吉野家などの牛丼各社は、スペック・価格を訴えることにより、価格競争に陥っています。(しかも、かなり泥沼。)
日本のような豊かな成熟市場では、モノがあふれ、モノ自体の差別化が難しくなっています。その結果、価格で選択することが多くなり、価格競争が生じています。しかし、差別化の難しいスペックではなく、イメージで差別化することにより、価格競争を回避することが可能です。マクドナルドとソフトバンクのCMは、デザインやイメージの重要さを教えてくれます。
☆今日のまとめ☆
スペックで差別化しようとすると、価格競争に陥りやすい。
デザインやイメージで差別化すると、ブランドの構築につながり、価格競争を回避できる。
☆今日のこぼれ話☆
それにしても、マクドナルドとソフトバンクのCMは似ています。
きっと、同じ広告代理店なのでしょう。
おやすみなさい。(今日も遅くなった。)
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→×
◎毎日情報を発信する→〇
◎毎朝ツイッターでつぶやく→☓
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓
※今朝は5時半に起きることができました。よかった!