神戸国際大学公開土曜講座、六甲アイランド住民限定グルーポンという考え方。
昨日は、神戸・六甲アイランドにある神戸国際大学主催の公開土曜講座に参加しました。今回が初参加。というのも、地元・六甲アイランドに関する講座だったからです。これから事業を一人で始めるにあたり、移動時間をできるだけ少なくしてできるだけ営業活動に充てるためには、六甲アイランドをベースに動いた方がより成功確率が高まると考えています。また、緑が多くきれいなこの町が好きになったのも事実。
この講座は二部構成で、後半の商業に関する講座に興味を抱き申し込みました。ただ、前半のガーデンシティ構想も大変おもしろい。簡単に言うと、六甲アイランドを花いっぱいにして、魅力的な町にすれば、住民の生活満足度が上がるだけでなく、六甲アイランドに引っ越したいと考える人も増えて、住民が増える、という考え。住民のガーデンシティにしようという総意が必要で、その総意で行政を動かすことも必須となります。これから創業しようという身には少しスケールの大きいことですが、小さいことの積み重ねが大きな結果を生み出すものです。
第二部の「魅力的なまちを構成する商業のあり方とは-中心市街地に求められる商業環境への検討を通して-」は、思った以上にとても面白い内容でした。六甲アイランドでの商業が縮小している現状を、他の地域(宝塚、新千里、尼崎)の事例を元に、どのように改善すればいいのかについて、論じられました。新しい町だけあって地権者などの既得権益者がいないのは、とても恵まれた環境である一方で、住民に六甲アイランドで買い物をしようという気にさせることが、何よりも重要になります。
その話の中で、講師の滋野さんから一つの提案がありました。それは、
◎グルーポンのような仕組みも一つのアイデア
という話です。グルーポンとは、多数の人が購入することにより安くなる販売手法。これを、六甲アイランドに組み入れて、地元の店舗で購入者をある一定量確保して、その分店舗側にディスカウントしてもらおうという考えです。現状、住民が大きく増える見込みがないばかりか、住民が六甲アイランドで買う保証もないので、なかなか六甲アイランドでお店を開こうという企業がありません。いや、どちらかというと、売上が減少し、さらには今後増える見込みがないので、お店を閉めようという動きの方が強い。これを打破するため、住民にディスカウントというインセンティブを与える代わりに、島(六甲アイランド)のお友達やご近所さんにお店での購入を誘ってもらおうと考えたわけです。
グルーポンというと、50%以上の値引きを行う安売りという批判もありますが、購入者が増えることによって原価を引き下げられる商売にとっては、大変有効な売り方でもあります。地元の人が買わないという悩みを抱える六甲アイランドの店舗には、この販売手法は活用できるように思えます。ただ、単に安売りするだけでは、持続しません。グルーポンという手法を使うことによって、そのお店の存在をまずは知ってもらい、その後は、その販売手法によって、そのお店で取り扱う商品とお店自体を地元住民に伝えることができれば、住民も自然に地元のお店で買いたいと思うのではないでしょうか。
単に、地元のお店で買わないと非住民の如く扱うことには反対です。お店側が、住民にコミュニケーション(具体的には、地元フリーペーパーへの広告やポスティングなど。)を図らなければ、住民はそのお店の存在も知ることはないし、お店で買おうという気にもなれません。コミュニケーションを深めた上で、住民の背中を押す方法としてグルーポンのような仕組みがあれば、地元での買い物が増えるように思えます。
☆今日のまとめ☆
六甲アイランドの商業上の問題は、住民が地元のお店で購入しないこと。
購入を進めるためには、お店が住民とコミュニケーションをするという条件で、グルーポンような販売の仕組みが有効だろう。
グルーポンというインセンティブが、住民の背中を押し、一方でお店にとっては、売上をある程度確保できるメリットがある。
☆今日のこぼれ話☆
前原大臣の辞任にはびっくり。
政権交代時からずっと閣内にいた民主党中枢の方だけに、この打撃は大きいでしょう。
このような問題で閣僚が辞めるというのも、少し異常とも思えます。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→☓
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→×
◎腕立て・腹筋30回→◯