阪急オアシス御影店で起きた地ビールの異変とは?
By Makoto Kaga
先日、久しぶりに阪急オアシス御影店に行きました。以前はよく行っていたのですが、最近自動車よりも自転車で動くことが多くなり、すっかりご無沙汰になっていました。生活習慣が変わると、行くお店も変わってしまうのですね。特にスーパーやコンビニなど、アクセスの良さが来店のきっかけになる小売店の場合、このような消費者の変化は売上に響くことだと思います。
お店の中を見ると、
されているのが一目で分かりました。特に、お酒売り場と野菜売場が大きく変わっていたと思います。拡充されたお酒売場を見ると、
- 日本酒・ワインの品揃えが充実
- 大手ビールメーカーのプレミアムビールが増えている
- 外国産ビールの品揃えが多くなっている
という点が目立っていました。一方で驚いた点は、販売されている地ビールについて。なんと、
よなよなエール一品のみの販売
に縮小されていました。確か、以前の売り場では、銀河高原ビールなど5種類ぐらいあったかと思います。それが一品に縮小。その理由は恐らく、
- 地ビールの売れ行きが悪かったから。
- 一方で、外国産ビールが意外に売れているから。
でしょう。地ビールには、
◯認知度が低い。
◯価格が高い。
◯賞味期間が比較的短い。
というデメリットがあります。だから、お店側は、地ビールを売場に並べると、他のビールよりも大きな売れないリスクを抱えることになります。きっと、返品が大量に出たのでしょう。また、お店がある阪神御影駅近辺は、競合するスーパーも多く、消費者の低価格志向が強いかと思います。実際、高級スーパーの部類に入るオアシスでも、この御影店では、牛乳・卵などを低価格で販売しています。なので、価格の高い地ビールが、顧客ニーズと合わなかったとしても、おかしくありません。
一方で、この辺りは、外国人が比較的多い地域でもあります。だから、味の慣れた外国産のビールが売れる確率は、高いでしょう。
視野を広げると、地ビールのイベントが日本各地で行われるなど、ビール業界の中では小さな市場ながらも地ビール市場は拡大しているようです。
もしかしたら、地ビールがウケているのは、一部のごく限られた消費者層だけで、スーパーや酒屋など一般的な小売店での売上は、減少しているのかもしれません。ネット通販での購入にシフトしている可能性もあります。
☆今日のまとめ☆
改装した阪急オアシス御影店では、酒売り場も大きく拡充していた。
しかし、地ビール売場はよなよなエールのみに縮小していた。
低い知名度や高い価格、短い賞味期間などにより、地ビールの売れ行きが悪く、売れないリスクをお店側が回避したのかもしれない。
一方で、地ビール人気が高まっている事を考えると、一般的の小売店ではなくネット通販での購入に大きくシフトしているのかもしれない。
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☆今日のこぼれ話☆
ゴールデンウィークに、神戸でオクトーバーフェストが行われます。
4月にオクトーバー?というツッコミはあるかと思いますが、地ビールが格安で飲めるのはうれしいです。
金曜日に視察・試飲したいと思います。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→◯
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯
◎部屋や家の掃除をする→☓
◎営業日誌を付ける→☓