駅ナカのセブン-イレブン

日経新聞を読んでいると、業績の記事をよく目にするのですが、そこで気づいたことがあります。それは、業績好調な企業の共通点。一言で言えば、新たな市場に進出しているということになります。より詳しく分解すると、以下のようになります。

【業績好調な企業による新市場進出方法】

[1]海外市場での販売

[2]他業界からの顧客獲得

1は、人口減少が進む日本ではなく、海外に成長を求めるというもの。好例が、アメリカ市場で販売を増やすトヨタや富士重工でしょう。移民の国であるアメリカは、今でも人口が増加しています。アジア市場だけでなく、今ではアフリカ市場に目を向ける企業も増えてきました。

2は、国内でも従来の業界以外に成長を求めるというもの。つまり、他業界の顧客に販売することで、収益を拡大するという方法です。好例が、セブンカフェで収益を向上させたセブン&アイでしょう。セブン&アイ傘下のセブン-イレブンは、コンビニとの競争に勝ったから収益を伸ばしたわけではありません。ファストフードや缶コーヒー市場から顧客を奪ったからこそ、客数が伸び、さらに利益率の高いコーヒーが売れることで、利益率も向上したのです。

新市場に進出しなければ収益を拡大できないのは、日本が人口減少に直面しているからに他なりません。しかも、人口減少は今後長期間継続します。人口減少=顧客層の減少であり、市場の縮小でもあります。同じ商品を同じ人に販売しているだけなら、収益の縮小は避けられないのです。海外市場への進出はコストも掛かり、失敗するリスクも高いですが、他業界から顧客を獲得することは、海外市場への進出ほど難しくありません。決して簡単なことではないですが。

一つ言えることは、従来の商品を従来の顧客に販売するだけでは、規制業種でもない限り、価格競争に巻き込まれるだけであり、苦労して価格競争を生き抜いても、収益悪化は避けられません。スーパーの多くが収益悪化に悩むのは、この証左でもあります。

☆今日のまとめ☆

業績好調な企業は、海外市場での販売を行うか、他業界から顧客を奪っているかのいずれかではないか。

 

 

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☆  今日のこぼれ話☆

他業界から顧客を奪うのは、そう簡単なことではありません。

なかなかアイデアが浮かばないですし、いいアイデアが浮かんで商品開発に至っても、失敗する確率の方が高いでしょう。

しかし、これをやらないと、ジリ貧ですから、しないわけにはいきません。