朝ラーが定着する条件とは?
ヤフーニュースによると、朝にラーメンを食べる「朝ラー」が東京に上陸しているらしい。
■「桂花 新宿ふあんてん」/新宿
2010年3月より始めた同店の「朝ラーメン」(500円)は、通常メニューと同様、マー油が香ばしいマイルドなとんこつスープに、チャーシューとネギの みのシンプルなラーメンだ。ここのこってり味に慣れた人は、他の店のラーメンは物足りなくなってしまうほど、パンチがきいている。麺も、熊本ラーメンなの で細麺で食べやすいため、朝でもスルスルっと食べられる。店内には通勤通学途中に立ち寄る人だけでなく、歌舞伎町で朝まで呑んだ後に締めで食べる、という 姿も多い。朝6時からの営業を、翌月には朝4時から(!)に変更したほど盛況となっている。
新店から人気の既存店までが続々と参入している「朝ラー」。今後、東京でもブームを作り出せるか注目したい。【詳細は、6月8日発売の東京ウォーカーに掲 載】
実際にこのような朝にラーメンを食べる習慣自体があることは初耳。
グーグルで検索すると、もともとは福島県喜多方市では朝にラーメンを食べる習慣はあるらしい。
これが、ラーメン人気とともに東京にたどり着いたというわけだろう。
食品メーカーとしては、売上を増やすために
◎食べる機会を増やす
という試みをすることがよくある。
例えば、
◎オフィスグリコ(仕事の合間にお菓子を食べる)
◎朝カレー(朝にカレーを食べる)
など。(ちなみに、アサヒモーニングショットは、食べる機会を増やすというよりも、朝という切り口で差別化している。)
普段食べないであろう時のメニューとなれば、食べる量=販売数量が増え、売上=利益が増える。
さらに、今まで食べなかった機会という切り口で商品を開発すれば、商品の差別化になり比較的高い価格を設定することができる。
しかし、そう簡単に定着するというものでもない。
まず、
◎今まで食べられなかった理由を排除
しなければならない。
朝ラーで言えば、「こってりしている」「脂っこい」などのラーメンが持つ重い味わいのイメージ。
これを取り除つつも、ラーメンの独特の食感や旨みは残す。
ラーメンの特徴が無くなれば、それはもはやラーメンではない。
さらに、
◎調理・盛り付けする時間を確保できる
というハードルもある。
朝ラーで言えば、これが定着するには、実際に朝に家で調理・盛り付けする時間がある必要がある。
今のところ朝ラーは、ラーメン屋さんで食べることなので、自宅で食べられるようにならないと、一時のブームで終わるのがオチだろう。
定着するには、
◎即席めん
◎レンジでチンして出来上がる
◎具材がある程度添付されている
などの特徴が、朝ラー商品には必要だろう。
よって、朝ラーの加工食品が日清食品やマルちゃんあたりから出ない限り、定着は難しいだろう。
ちなみに、朝に麺を食べるならば、そば(日本そば)の方が合うように思う。
それは、
◎ルチンなどが含まれており、ラーメンよりも健康的
◎さっぱりしている
から。
実際、お金のない時代、私も一時食べていたことがあるが、ねぎなどの薬味だけでも充分な朝ごはんになる。
ただ、茹でるのが面倒なので、レンジでチンして出来上がりなどの簡便性は必要になるだろう。
☆ 本日のま とめ☆
朝ラーが定着するには、これまで朝にラーメンが食べられなかった理由を排除するとともに、朝に調理・盛り付けが簡単にできる簡便性が必要だろう。
☆6/21の目標 ☆
1 プライベートブログの更新 ◯
2 午前7時起床 ×
3 毎朝、鏡の前で笑顔の練習 ◯
4 腕立て・腹筋を各30回 ◯
5 部屋・事務所などの掃除をする ×
6 手帳に今日の反省の明 日の希望を書く。◯
7 読書(書籍・雑誌)をする 〇
8 毎朝、ツイッターでつぶやく ×
☆ 本日のこぼれ話☆
朝ラー、今度自宅で試してみたいと思います。
ただ、どちらかというと、普通のラーメンよりもつけ麺の方が合うような気がします。
それは、ラーメンはスープが熱いために食べる時間がかかるため。
些細なことかもしれないですが、こういう部分をクリアできるかどうかが、ヒット商品になるかどうかの分かれ目のように思います。
(今 日の言葉)
「商売というのは、『現状があまりうまくいかないときに、だったら、どうやればうまくいくのか』ということを徹底的に考えるということであり、成功したと思った時点でダメになるのだと思う。」
(ファーストリテイリング社長柳井正 「一 勝九敗 (新潮文庫) 」よ り)
※ 当分、私 の好きな書籍「一 勝九敗 (新潮文庫) 」から引用します。