【総菜】神戸駅前から撤退したオリジンと来店客で賑わう咲菜、その違いとは?
今年の春頃でしょうか、神戸駅前に総菜店のオリジンが出来たことに驚いた記憶があります。東京では店舗数の多いオリジン東秀ですが、関西ではそう多くありません。ついに神戸駅まで進出したかと。それもつかの間、夏の終わりには閉店していました。この素早い意思決定にも、驚きです。
さて、神戸駅には賑わう総菜店があります。そのお店は、咲菜(さかな)。神戸駅ビルのショッピングセンターという好立地にあるのですが、その中でも来店客の多いお店です。恐らく、この咲菜の繁盛ぶりを見て、オリジンは行けると判断したのでしょう。
この好対照な結果になった両店ですが、その違いを私なりに考えた結果、次のようになりました。ちなみに、両方の店舗とも利用したことがなく、商品(総菜)を購入したことも食べたこともありません。
【オリジンと咲菜の違い】
[オリジン]コンビニのような効率重視で近代的な店舗、クローズドキッチン→冷たい印象
[咲菜]昔ながらの木を使った懐かしみのある店舗、オープンキッチン→温かい印象
店舗デザインの違いです。オリジンは、コンビニをベンチマークにしたような無機質なデザイン。スタイリッシュと言えばスタイリッシュなのですが、冷たい印象があります。チェーン店なのは一目瞭然。
一方の咲菜は、木を使った昔懐かしい店舗です。決してスタイリッシュではなく、野暮ったいという印象を受けるかもしれませんが、逆に温かみを感じます。この温かみが受けているのでしょうか。チェーン店なのですが、まるで独立店のように見えます。
キッチンにも違いがあります。オリジンは調理風景がほとんど見えないクローズドキッチン。弁当チェーンのような感じ。一方の咲菜は、どのように調理しているかがよくわかるオープンキッチン。キッチンの違いも、店舗の冷たさ・温かさに大きな影響を及ぼしているように感じました。
売上規模や収益は全くわからず、あくまで来店客数の違いから上記のような要因を考えたのですが、この違いから消費者の個店ニーズの強さを伺い知ることが出来ます。
☆今日のまとめ☆
オリジンは無機質・クローズドキッチンで冷たい感じがあり、一方の咲菜は木をふんだんに使ったデザインでオープンキッチンのためか、温かい印象を受ける。
この違いが来店客数に表れているのではないか。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
- 今日のこぼれ話☆
そういえば、オリジン弁当は、まだ利用したことがないですね。
東京であれだけ店舗を見たのですが。