【382号】弱みを強みに変えるエスプレッソブックマシーン

◎本日のニュース

1)見出し

Bookshops’ Custom Prints

2)要約
書店によるオンデマンド出版が、

規模は小さいながら成長市場として注目されている。
出版全体の約4%に過ぎないが、2015年まで毎年平均15%成長すると予測されている。

オンデマンド出版とは、注文に応じて在庫のない書籍のデータをオンラインで取得し、
書店内の高速デジタルプリンターで印刷・製本して販売するという仕組みである。
在庫の持てない小規模書店にとっては、在庫のない書籍の注文にも対応でき、
大手に対抗できるというメリットがある。

ただし、オンデマンド出版は、その利用料の高さのため通常の出版本の
販売よりも利幅が薄く、また表紙はカラーだが中身は白黒の
ペーパーバック型である。

現在、大手書店のバーンズ&ノベルズ社やボーダーズグループ社は、
書店内でのオンデマンド出版は行っていないが、
パートナー企業へ委託することで、オンデマンド出版を行っている。

3)キーとなる英文
At some bookstores, customers can now get an out-of-stock book printed,
just for them, within minutes-courtesy of fast digital printers.

4)キーとなる英文の和訳
ある書店では、顧客が在庫切れの書籍を、その場で自分達の分だけ
数分以内に印刷することができる。これが可能なのは、
高速デジタルプリンターがあるからです。

5)気になる単語・表現
courtesy of ~   形容詞句    ~の好意で;~の結果、~のおかげで

6)今日のヒント
小規模書店の一番の弱点は、その在庫の少なさ。特に、種類が少ないことは、
書店での買い物(または本探し)の醍醐味を味わえないということに繋がる。
その弱点を補うための方法として、店舗内でのオンデマンド出版が行われている。

注目したいのは、大手書店がいまだに店舗内オンデマンド出版を
行っていないということ。この要因は、
初期投資の大きさと利益率の低さにあるのだろう。
オンデマンド出版を可能にしてくれる高速プリンターの一つである
エスプレッソブックマシーンは、97,500ドルもする。
しかも、これにはプリンター機能はついておらず、
プリンターは別途購入する必要がある。記事によると、
京セラの1分あたり30ページ印刷するプリンターで4,000ドル、
ゼロックスの1分あたり110ページ印刷するプリンターで50,000ドルするので、
オンデマンド出版の初期投資は10万ドルから15万ドルほどかかることになる。
一店舗あたりこの費用がかかるので、ボリュームディカウントがあるにしても
店舗の多い大手書店チェーンにとっては相当大きな投資になる。
その上、1ページあたりの作成費用は1セント未満と安いものの、
著作権やオンラインシステム利用料が相当高いという。そのため、
通常の出版本を販売する方が高い利益率になるので、
多くの在庫を持てる大手書店がオンデマンド出版を大々的に導入するメリットが無くなる。
オンデマンド出版を積極的に行えば、通常出版の書籍とカニバリし、
利益率が低下する事態になりかねない。

小規模書店は、この大手書店の制約に注目したのだろう。
だから、通常出版物の売上を食う可能性のあるオンデマンド出版を
大手書店は積極的に導入できず、小規模書店はオンデマンド出版で差別化ができる。
一般消費者にとっては、書店内でオンデマンド出版を注文すれば数分以内に
出来立てホヤホヤの本を手に取れるので、オンデマンド出版を行う小規模書店で
買おうかという誘因になる。さらに、本の出来る工程を目にできることは、
消費者にとって大変興味深いものだろう。多くの在庫を持てないことは
小規模書店にとって弱みであるが、エスプレッソブックマシーンという
テクノロジーによって、その弱みを強みに変えたことになる。

エスプレッソブックマシーン(ウィキペディア) http://tinyurl.com/d7b9pp
エスプレッソブックマシーン(youtube) http://tinyurl.com/2cnsmno

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《今回のヒントのまとめ》
▼エスプレッソブックマシーンなどの高速デジタルプリンターによって、
書店内オンデマンド出版が可能になった。

▼オンデマンド出版によって、在庫をあまり持てない小規模書店は、
在庫のない書籍も販売可能になる。

▼一方、大手書店は、その初期投資の大きさや通常出版物との
カニバリの可能性により、オンデマンド出版を積極的に導入していない。

▼このように、大手書店はその強みゆえの制約があり、
一方で小規模書店は多くの在庫を持てないという弱みを
テクノロジーの活用で強みに変えることにより、
小規模書店は差別化に成功したことになる。
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6)おすすめ商品・サービス

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編集後記
こんにちは、高尾です。
電子書籍の登場により、オンデマンド出版も
その影響を受けることと思います。
ただ、注文すればその場で出来立ての本を受け取れるのは、
本を買う楽しみにもなりえます。
さらに、紙に印刷された書籍を読みたいニーズもあります。
このように考えると、電子書籍の時代だからこそ、
オンデマンド出版のニーズは増えるのではないでしょうか。
私も一度注文してみたいものです。
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