難しいビジネスとシンプルなビジネス。

先週土曜日のセミナーでは、私自身の事業計画を発表しました。ただ、この事業で一番大きな問題は、

◎本当にお金を支払ってくれるのか?

ということ。これは調査の必要あり。ただ、創業前に調査を行うことはとても大変なんです。調査したいと言っても、協力してくれる企業はほとんどないでしょう。メリットがないから。見切り発車もある程度必要かもしれません。

しかし、これ以上に大きな問題が浮上しました。それは、

◎サービスそのものに価値があるのか?

という点。同業者がいない新サービスなんです。私自身、自分で新しいサービスを世に出したいという気持ちが強いのでしょう。だから、競合がいないアイデアを考えるのですが、

◎競合がいないということは、そもそもニーズがない可能性がある

というリスクも存在します。今回はまさにこのタイプ。私の事業アイデアとは、

◎日本の食材の商品情報を海外の業者に公開する

というものなのですが、仕組みが簡単なだけにこのサービスにお金を支払うメリットがわかりにくい。企業がお金を支払うからには、売上を増やせるかコストを下げられるかのメリットを求める。今回の事業ならば、売上を増やせると見込めればお金を支払ってもらえます。しかし、このサービスの場合、情報を海外の業者に伝えるだけで取引ができる保証はない。ここなんですよ、ここ。これを取引開始まで導けるコーディネートに繋げれば、商売になりえるのです。ただ、私に海外の業者とのコネクションはない。コネクションという強みがあれば、この商売が成り立つのだが…

セミナーで講師に言われたことが、

◎難しい事業だなぁ!

と言う言葉。セミナーに参加している他の方の事業は、すべて競合が明確な事業。競合が多いとそれだけ競争が激しいことになりますが、逆に言えばそれだけニーズがある証拠。選んでもらえれば、確実に売上になるのです。それに引き換え、私の事業の場合、必死に営業活動したからと言って、売上につながる保証はない。これが一番痛いのです。さらに、私にヒト・モノ・カネ・情報という経営資源は限りなく乏しい。こんな内部環境で、ニーズが確実にあるとは言えない商売を行うことはあまりにもリスクが大きい。

もう少し、シンプルな商売にしようかと思います。夢は夢として維持しながら、夢につながるような商売。そう、既にあるものを仕入れて販売するというスタイルが、今は一番いいかと思います。この事業で、顧客と利益を獲得し、次に勝負を掛ける。今のところ、これがベストだと思います。では、何を仕入れて販売するのか?これが一番の問題。私がどうしても行いたいことは、ITを使って食の作り手の消費者を結びつけること。この仕組みによって、品質・機能の高い商品が流通すれば、作り手のモチベーションも上がるし、食べる人もより幸せになれる。さらに、食を充実させるためには、個人個人がお金の管理を効率化させる必要があります。この点で、食に金融を繋げたいと考えています。(食費が節約項目のトップ3に入っている統計あり。)FPの知識を活かすことができます。

輸出に関しては、もう少し大きく「貿易全般」で考えようと思います。というのは、日本がこれから発展する東アジアに近いという地理的メリットを活用しない手はないから。国内市場もミクロに見れば、まだまだ成長する市場はありますが、それ以上に東アジアにはビジネスチャンスが多い。ならば、このチャンスを活かそう、という視点です。どう活かすかはまだわかりませんが、モノ・サービスを輸出するのか輸入するのか、それとも輸出入の支援をするのかになることでしょう。

今後長い経営者生活になると思いますが、まずは基盤になる商売と考えています。基盤になるには、ある程度の利益率が必要。さらに、将来成し遂げる夢につながる事業。そして、シンプルな事業。初っ端から海外との取引をするかどうかはわかりませんが、まずは他社から商品・サービスを仕入れて販売に専念したいと思います。

☆今日のまとめ☆

まだ世にない事業の大きなデメリットは、ニーズが存在しておらず売れない可能性があるということ。

だから、経営資源の乏しい創業期は、シンプルな事業から始めるのが一番いいかもしれない。

☆9/6の目標 ☆

1  プライベートブログの更新 ×

2  午前6時起床 ×

3  毎朝、鏡の前で笑顔の練習 〇

4   腕立て・腹筋を各30回 ×

5  部屋・事務所などの掃除をする ×

6  手帳に今日の反省の明 日の希望を書く。×

7  読書(書籍・雑誌)をする ×

8  毎朝、ツイッターでつぶやく ×

☆ 今日のこぼれ話☆

シンプルな事業の一つとして、FCや販売代理店も考えられます。

事業家の大学時代の友人によると、創業時から独自ブランドで商売を行うのはリスクが高いという。

言われてみれば、そうかもしれない。

前職などでその商売に通じていればいいかもしれないが、新規参入するならば、お金を出してでも完璧な商品を販売した方が、集客⇒販売に集中できる。

余裕がない創業期に、販売のみならず製造も担うとなると、大きな負担。

FCは少し違うかもしれませんが、販売代理店も視野に入れて、商材探しを行いたいと思います。

創業期限は12月31日。

これに変更はありません。

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