通販生活、買ってでも読みたい広告なんてあるのか?

'Your Dog' Magazine


先日、日経新聞に、通販生活の折込チラシが入っていました。通販生活という存在を知っていたが、ちらっと見ると値段が掲載されているではないですか。その値段とは、通販生活内で紹介されている商品の価格ではありません。通販生活という雑誌そのものの値段なのです。


通販生活については詳しくは知りませんが、恐らく老舗の通販雑誌。通販を目的とした雑誌に消費者がお金を支払うということには驚きです。チラシを見て想像したところ、通販生活では、有名人が気に入った商品が有名人のインタビューを交えながら紹介されているようです。日経ビジネスで、有名ビジネスマンがマックカフェ(マクドナルドのカフェ業態)で飲んだカフェ商品の感想を述べる広告がありますが、そのようなタイプの広告を束にして一冊の雑誌にしたのが、通販生活でしょうか。


通常、広告と聞くと、消費者は出来る限り避けようとします。街でポケットティッシュという景品(最近はめっきり見なくなりましたが)をチラシに付けて配っても、取る人が少ない光景を見ると、広告にはあまり関わりたくないという消費者の思いを簡単に想像できます。テレビCMでも同じ。テレビCMをじっくり見る人は少なく、CMが始まると、チャンネルを変えたり、トイレに行ったりすることが多いことだと思います。録画していたら、まずはスキップです。


一方で、テレビ欄とチラシを集めたかたまりを、新聞の定期購読をしていない家庭に配達するという、リクルートの事業があります。このかたまりが欲しい消費者は、申し込めば無料で配達されるようです。(あくまで推測ですが。)有料の新聞は不要だが、折込チラシは見たいという消費者ニーズに答えた商売です。つまり、この商売は、消費者が折込チラシを避けたい対象ではなく欲しい対象と捉えていることを、前提としています。折込チラシには、近くのお店の特売情報が掲載されており、この情報を知らないと損をするという勘定(感情ではありません)が働くのでしょう。自分が興味のある広告なら、見たいというのが消費者の本音だと思われます。


さらにその先を行ったのが、通販生活。お金を出してでも、欲しい情報がそこにはあるということです。近くのお店や百貨店には売ってない商品が紹介され、しかも有名人のお墨付きという付加価値は無視できませんが、広告に消費者がお金を出すという信じがたい消費行動が、この雑誌を成り立たせています。


このように、自分が欲しい情報ならば広告を見たいという消費者ニーズを考えると、情報が欲しい人に情報(広告も含めた)を発信することがいかに重要かがわかります。また、欲しくない人に情報を発信しても、いかにムダかが理解できるかと思います。空スペースだらけのJR車内を見れば、そのムダに企業が気付きメスを入れ始めたのかと感じます。


☆     今日のまとめ☆

通販生活が有料でも売れるのは、読者が欲しい広告が掲載されているからである。

興味のある広告ならば、消費者はお金を出してでも見たいもの。

情報が欲しい人に情報を発信することが、重要。


☆     今日のこぼれ話☆

結局、PCを新調することにしました。

カカクコムでコストパフォーマンスの高い商品を見つけ、すでに発注済み。

また、紹介したいと思います。

ソニーバイオの時代が終わりました。


☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→〇

◎毎日情報を発信する→〇

◎毎朝ツイッターでつぶやく→〇

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓

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