コーヒー等の値上げで、懐競争激化の予測。

Freshly roasted coffee beans


今日の日経新聞夕刊一面に、

「UCC20%値上げ」

の記事がありました。コーヒー豆の高騰により、3月10日より家庭向け商品などを平均20%前後値上げするという。4年ぶりの値上げらしく、思えばここ2年ほどレギュラーコーヒーはかなり安くなっていたと思います。UCCは、レギュラーコーヒー業界最大手なので、競合企業も同調することは必至。


同じ夕刊には、

「マクドナルド、米で値上げ」

という記事も。この原因も、牛肉などの原材料コストが上昇しているから。価格競争がまだまだ激しい日本の外食業界で、すぐさま値上げの波がやって来ることは考えにくいですが、ポーションを少なくするなど実質値上げに踏み切るだろうと思います。


値上げは、これらの一部業界だけの話で終わりそうにありません。小麦や大豆相場も上昇していますし、原油は1バレル100ドルにまた届きそうな勢いです。ガソリン価格が上昇すると、ほとんどの業界が自動車を使っている関係で、ほとんどの業界のコストが上昇します。これで、給料も上がればいいのですが、人口減少が進む国内市場では売上・利益の大きな上昇が見込めないので、企業側もなかなか人件費を増やしにくいことでしょう。


その結果、給料が変わらず生活費が上昇することになります。つまり、可処分所得が減り、懐具合が寒く(より寒く)なることになるのです。少ないお金の中で、何にお金を使うのか消費者は悩み、価値が見出せないジャンルに対しては、少しでも安いもので済ませるようになり、価格競争は逆に激化するように思います。


このようなコスト高の価格競争で、企業が生き残るには、

◎商品を通して、差別化された価値=ベネフィットを提供している

◎ブランドロイヤリティーを顧客の中に確立している

という条件を満たすことが重要。そのためにも、ますます消費者とのコミュニケーション(広告、お問合せ、ソーシャルメディアなど)が重要になるように思えます。


☆今日のまとめ☆

今年の食料品は、値上げ傾向にある。

一方で、給料はなかなか上がりにくい。

その結果起こることは、コスト高の価格競争。

この競争を企業が生き残るには、差別化されたベネフィットを提供するか、ブランドロイヤリティーを確立する必要がある。

そのためには、消費者とのコミュニケーションがより重要になる。


☆今日のこぼれ話☆

今日は、花粉が少なそうだったので、マスクなしで過ごしました。

鼻水が出ることも無く、無事に終わってよかったです。

ただ、インフルエンザが流行っているので、こちらへの注意も必要。

やはりマスクしようかと考え中です。


☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→☓

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎朝ツイッターでつぶやく→〇

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓

◎腕立て・腹筋30回→〇

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