日経ビジネス、高齢者は今の商品に満足しているのか?

1月10日の日経ビジネスを今日読んだ(遅い!)のですが、特集は大変読み応えがありました。その特集とは、

◎     “非効率経営の時代”「内向き」「ムダ」「遠回り」に商機あり

というもの。


要約すると、

コストを下げようと効率ばかり優先したはいいが、何か大切なものを忘れていませんか。そう、それは顧客満足。

となるでしょうか。


事例としては、価格競争に明け暮れる家電量販店とは一線を画し、過疎地で高齢者向けに電球一本から届ける地元密着電器店のセブンプラザや、コンビニ風に雑誌を並べるなど消費者が立ち寄りやすい店舗作りをする大垣共立銀行などが取り上げられていました。


特集最後のまとめに大変おもしろい文章がありました。それは、

◎     人口減少の時代に、顧客を増やすという発想では行き詰る。

◎     効率化の名の下に、多くの企業が切り捨ててきたものに、実は付加価値の源泉があった。

顧客の役立つサービスをもっと強化して、ファンを増やそうよ!

というのが、この特集の訴えたいことのようです。


人口減少は避けられそうにありません。にもかかわらず、空いた土地にはスーパーやらショッピングセンターが新しく建設されます。その先に待っているものは、過当競争。小売業界だけではありません。製造業にしても、みんな似たような商品を作って売り込んでいます。大量に作って売らなければ、コストが下がらないという思想に縛られて。その結果、同じような商品が市場に溢れ、供給過剰の結果価格競争に陥るのです。


ただ、一方で消費者はその安い商品に満足しているのではありません。それは、高い商品が売れていることが証明しています。同じモノならば安い方がいいに決まっています。しかし、そのモノにサービスが付加されれば、サービスの良し悪しでモノを買うかどうかを決めるようになります。消費者が満足するようなサービスを提供しているか。これは、小売業やサービス業だけのことではなく、製造業にも言えること。製造業は、直販しない限り、消費者との接点はほとんどありません。(テレビCMなどを行える大企業は別ですが。)だからといって、このサービス部分を小売業に任せていては、消費者は小売と結びつくことになり、小売の政策(そのメーカーの商品を販売するかどうか)に大きな影響を受けることのなります。だから、何とかして製造業も何かしら消費者にサービスを提供して、接点を持つ必要があるのです。


日経ビジネスの記事を読んで、何とも勇気をもらった気分です。それは、

◎     まだまだサービスが伴っていない業界がいっぱいある

からです。つまり、商売が成り立つ余地がたくさん残っていることになります。例えば、リタイアした団塊の世代は、今の商品に満足しているのでしょうか。団塊の世代向けに、モノ+サービスを作り直せば、まだまだ売れるような気がします。その時に注意するのは、過度に効率化を考えないこと。相手は可処分所得が大きいのです。損して得取れではないですが、まずは満足する商品(モノ+サービス)を提供すること。そこで信頼を得られれば、後で利益は付いてくるような気がします。


☆     今日のまとめ☆

人口減少の日本では、同じようなモノやお店が溢れ、価格競争に陥っている。

しかし、そこに消費者が満足するサービスを付加すれば、高くても売れる。

サービスを売りにした商品価格の高い地元密着型電器店が成立している事例を見れば、それが理解できる。


☆     今日のこぼれ話☆

団塊世代向けの○○○(○の中にはいろんな商売を入れてみてください。)と考えれば、いろんなアイデアが浮かびます。

話が変わりますが、今日不覚にもiPhoneを落としてしまいました。

そして、液晶が放送を終わった局のテレビ画面のようになりました。

壊れたかも、と思い、ソフトバンクに電話してみると、普通の携帯電話に機種変更したらプラン変更のため解約料がかかるとのこと。

その後、何度か電源をリセットしたところ、なんとか元に戻りました。

あと1ヶ月ちょっとで、2年契約が満了します。

それまで、何とかもってほしい。

大事に使います。


☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→☓

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎朝ツイッターでつぶやく→☓

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→〇

◎腕立て・腹筋30回→〇


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