支援の輪は、国産商品ブームにつながるのか?
今日、ふとワイン関連のサイトを調べていたら、このような記事を見つけました。
Helping Japan, One Glass at a Time
この記事では、
「日本の復興を支援するために、今週の金曜(つまり25日)に日本酒を飲もう!」
と、読者に呼びかけていました。ワイン専門のオンライン雑誌にこのような記事が掲載されることは異例。(日本にもワインがあるのですが、世界的には「日本のアルコール=SAKE」なのでしょう。)面白い提案というニュース性もありますが、このような記事が載るほど、世界が日本の復活を願っているということでしょう。
日本酒が海外で売れれば、その売上の一部が日本の流通企業・醸造企業に還元されることになります。これを日本に置き換えますと、
日本国内で、国産の食料品や飲料が売れると、外国産よりも多くの売上金額が国内企業に還元されることになる。
ということになります。特に、東北関東大震災で被災した地域で製造された商品を消費すると、その地域へ還元されることになります。日本全体での支援の輪が広がると、この国産品志向が強くなると予測されます。
これが行き着くところは、食料自給率の上昇でしょうか。海外から輸入された原材料よりも、国内産の原材料で作った食品の方が、その売上のうち国内に還元される割合は高くなります。さらに、ガソリン不足で苦しんでいる被災地のことを考えると、もし外国から輸入される食糧が不足すると、同じような(いやそれ以上の)騒ぎになることは容易に想像できます。ならば、国内での食糧生産を増やし、国産の食糧をできるだけ買おう。そういう動きにつながることも十分考えられます。食料自給率をアップさせるというお題目により、政府の後押しも出てくることでしょう。
このように考えると、今回の震災により、国産原料を使った食品や国内で製造された食品が改めて注目されるかもしれません。それが、食品だけにとどまらないと思ったのは、次のサイトを読んでから。
今後、ラグジュアリーブランドの日本撤退が予想される
ヨーロッパ系の高級ブランドショップの多く(いやほとんど)が、震災と原発問題により閉店しているようです。この背後には、今回の災害による自粛ムードと経済成長率の悪化により、高級ブランドが売れなくなるとの予測があるようです。
確かに今の社会状況の中では、高級ブランドを買うという気にはなれません。だからといって、ユニクロの商品を買っても、ユニクロの製品のほとんどは海外(特に新興国)で生産されたものなので、国内への還元が大きいとは言えません。ならば、国内企業が国内で製造・販売する服を買えばいい。アパレルでも、国産品支持が強まるかもしれません。
大変不謹慎な言い方かもしれませんが、今回の大震災という外部環境の変化が、国産商品の再評価につながり、一時的な国産商品ブームになるかもしれません。少し高くても、国産商品を買うことで得られる価値。これがブランドに昇華されます。
☆今日のまとめ☆
外国産の商品よりも国産品を買う方が、その商品が国内に還元される割合は高くなる。
ならば、被災地支援の一環として、国産商品(特に被災地で作られた商品)が支持を受け、国産商品の購入につながるかもしれない。
それが一時的な国産商品ブームになり、最終的にはブランドに昇華されうる。
☆今日のこぼれ話☆
今週の金曜日は、日本酒を飲みたいと思います。
できれば、東北産を買いたいので、オススメの銘柄があれば教えてください。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→☓
◎毎日情報を発信する→☓
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯
◎腕立て・腹筋30回→☓