【446号】職場のお菓子に求められる新たなニーズとは?

※東日本大震災で被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。

◎本日のニュース

1)見出し
The Battle of the Office Candy Jar

【出典】
http://goo.gl/utIU8

 

Janet's Candy Bowl

 
2)要約
職場に、チョコレートやキャンディなどが
たっぷり入ったカゴが置かれている事が多い。
このお菓子を食べることによって、
同僚との会話が弾み、それが愛社精神につながる。
また、上司が差し入れするお菓子は、
部門の士気を高める効果がある。

しかし、健康への意識が高い人や減量している人にとっては、
職場のお菓子は大敵である。
実験によれば、お菓子が目に付いて近くにあれば、
特に欲しくもないのについつい食べてしまうという。

このお菓子という環境を克服するために、
お菓子が見えない場所に移動したり、
お菓子を食べることによって増やさざるを得ない運動量を考えたり


糖質ゼロのお菓子や果物を用意するなど、
工夫する人もいる。

3)キーとなる英文
A four-week study of 40 secretaries found that
when candy was visible in a clear, covered dish,
participants ate 2.5 pieces of chocolate on top
of the 3.1 candies they would have eaten had the
chocolates been in an opaque container, according
to the 2006 study in the International Journal of
Obesity.

4)キーとなる英文の和訳
40人の秘書による4週間の研究結果によると、
お菓子が透明のカバーをされたお皿に見える状態にある時、
透明でない入れ物にチョコレートが入っていた場合の3.1個に加えて、
被験者は2.5個余分にチョコレートを食べたという。
この実験は、2006年に国際肥満新聞によって行われている。

5)気になる単語・表現
secretary       名詞      秘書
candy   名詞      お菓子(チョコレートなども含む)
on top of       副詞句     ~に加えて;~のすぐ後(そば)に
opaque  形容詞     不透明な
obesity 名詞      肥満
journal 名詞      新聞;日記、日誌;雑誌

6)今日のヒント
古い家や選挙事務所などに行くと、
机の上にお菓子が満載のカゴがよくある。
椅子に座ると、そのお菓子を勧められる。
お菓子を食べながら、世間話をすることで、
親睦を深めることができる。甘いものの大きな効用と言えるだろう。

アメリカの職場にも、このようなお菓子が入った
皿のようなものがあるという。
個人意識の強いアメリカで、
このお菓子が横(同僚)とのつながりを作ってくれ、
さらに、縦(上司や部下)とのつながりも強化する。
その結果、愛社精神につながるから、
お菓子が企業業績に与える影響も無視できない。

ただ、問題なのはそのお菓子。記事に掲載されてあるのは、
ツイックス(Twix)やミルキーウェイ(Milky Way)、
ハーシーズ(Hershey’s)などの甘ったるそうなお菓子の画像。
一般的なアメリカの職場では、このような甘さ満点のジャンクフードが
お皿に盛られているのだろう。このようなお菓子を
ついついつまんでいると、太ることを避けられない。

だから、健康への意識が高い人やダイエットをしている人にとっては、
職場のお菓子は大きな問題になる。
このような人は、甘いジャンクフードをできるだけ食べないでいたい。
しかし、目に見える所に、しかも手の届く所にこのようなお菓子があれば、
ついついつまんでしまう。この誘惑を断ち切るのは大変難しく、
お菓子が見えない場所に移る人もいるという。

しかし、先ほど述べたようにお菓子にも効用がある。
つまり、横や縦のつながりを強化して、
愛社精神を高めてくれる。さらに、それが士気につながり、
業績に影響する。
痩せたいからと、一人だけお菓子を食べる場を避けることで、
愛社精神や士気に悪影響が及ぼされかねない。

この問題を解決するのが、糖質ゼロのお菓子や果物など、
ジャンクフードではなないお菓子。お菓子そのものではなく、
同僚や上司と一緒に食べることが重要なので、
甘ったるいジャンクフードである必要はない。
健康意識の高い人やダイエットをしている人のニーズに合致するお菓子があれば、
お菓子を食べる場が壊れないですむ。
低カロリー・糖質ゼロのお菓子が好まれるだろう。

日本でも同じようなニーズがあるかもしれない。
職場で小腹が空いた時にちょっとつまむものでも、
できればカロリーや糖類が少ない方がいい。
ちょっとのつもりが、2個・3個と増えることがあるからである。
日本では、同僚の買ってきたおみやげを職場で食べることが多いならば、
おみやげにもカロリーオフや糖質ゼロなどが求められるかもしれない。
健康志向は、職場で食べるお菓子にも普及するかもしれない。

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《今回のヒントのまとめ》

1)職場で食べるお菓子には、同僚や上司・部下との関係を深める効果がある。
この結果、愛社精神が形成されたり、士気が高まったりして、
業績に影響する。

2)しかし、アメリカの職場で提供されるお菓子は、
ツイックスやハーシーズなどジャンクフードが多く、
健康意識の高い人や減量している人にとっては、
できれば避けたい食べ物である。

3)その結果、糖質ゼロのお菓子や果物などが
お菓子として並ぶことがあるという。

4)日本でも、職場でお菓子を食べることは多い。
健康志向に合致するお菓子(おみやげを含めて)が、
今後求められるかもしれない。

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編集後記
こんばんは、高尾です。
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一人の候補の応援をしていたのですが、選挙運動の大変さを改めて認識しました。
単に、自分の政策を主張するだけでなく、まず認知される必要があります。
認知されるには、できるだけ多くの有権者と会わなければなりません。
これは営業活動でも同じこと。
できるだけ多くの見込客を集客して、商品を知ってもらい、その良さを理解してもらう。
その先に、購入があります。
選挙と営業の違いは、ユーザーが得られる効用とその効用から発生する収益。
私には、営業の方が向いていますね。

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