リンガーハット、割り箸袋で顧客コミュニケーション。

先日、神戸ハーバーランドのリンガーハットを行った時に貰ったものがこちら。

 

リンガーハットの割り箸袋

 

単なる割り箸袋ですが、そこに何か文章が書かれてあります。

 

「『ぎょうざにゆず胡椒』おためしください。

ぎょうざのタレそのままでも結構ですが、付ける前に『ゆず胡椒』をほんの一つつまみのせていただくと、鮮烈な香りと辛さを楽しめます。」

 

餃子のイラストともにこちらの文章が書かれてあります。

 

リンガーハットのメッセージ

 

ちゃんぽん麺しか頼まなかったので、ゆず胡椒を餃子に付けるなんて私には全然関係がありません。ただ、ちゃんぽん麺を食べる時になんとなくこの箸袋に目をやると、この文章が目に飛び込んできました。

 

割り箸袋は、割り箸を取り出す時に必ず目が行きます。だから、顧客に伝えたいメッセージをこの袋に書けば、目に付き読んでもらえる可能性は高いのではないでしょうか。しかし、割り箸袋をこのようなコミュニケーション手段に使っている企業は極めて少ないと思います。

 

割り箸袋にメッセージを印刷してオリジナルの袋を作るには版代が掛かり、新たなコストが発生します。さらに、メッセージの鮮度を保つためには一定の頻度で改版する必要があるので、ある程度大きな使用量がなければ、古い袋は不良在庫化しさらなるコストになります。中小企業にとっては、なかなか手が出せないコミュニケーション媒体かもしれません。

 

ただ、割り箸の袋のように、認知性が高いものの見過ごされてきたコミュニケーション媒体(メッセージを書ける場所)は他にも見つかるはず。それに気づかず、ただ企業やお店の連絡先(住所や電話番号)を記入するだけでは、コミュニケーションのチャンスロスになり、それは販売機会の損失につながります。お客様の立場に立って、商品や店舗をどのように使うか考えてみれば、このロスが見えるかもしれません。

 

ちゃんぽん麺に使う野菜を国産に切り替え、さらに値上げしたにもかかわらず、業績好調なリンガーハット。割り箸の袋という見逃しがちな媒体を活用しているところにも、その好調の要因があるのではないでしょうか。

 

☆今日のまとめ☆

割り箸の袋は、箸を使う時に目にする確率の高いものである。

顧客に伝えたいメッセージをここに印刷することで、伝わる確率は高くなる。

割り箸の袋のように見逃しがちなコミュニケーション媒体(スペース)は、他にもあるだろう。

これを活用しなければ、販売機会を損失することになる。

 

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☆今日のこぼれ話☆

リンガーハットの好調の要因は、麺を増量しても値段が変わらないというプライシングにもあります。

この部分については、また後日書こうと思います。

ちゃんぽん麺、おいしかったですよ。

 

リンガーハットのちゃんぽん麺(麺二人前)

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→☓

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓

◎腕立て・腹筋30回→〇

◎自宅のある12階まで歩いて登る→☓

 

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