ブラウンオーラルB、購入までのプロセスを考えたお手本のようなチラシ。

ブラウンオーラルB返金保証キャンペーン

昨日に続いて、ブラウンオーラルBのチラシについて。このチラシは、販売店の掲載だけではなく、その内容もかなり勉強になります。購入につなげるお手本のようなチラシなんです。お手本になっている要素とは、

  1. 実際に使ってみた人の感想が書かれてある。
  2. 競合商品との違いを、数字と写真を使ってわかりやすく説明している。
  3. 権威者の考察が書かれてる。
  4. 万が一失敗した時のリスクヘッジ方法がある。

の4つ。

まず、1について。広告を見て消費者が思うことに、

本当にこの商品でいいのだろうか?

という不安があります。企業が説明していることは、売ろうというバイアスが掛かっているので、小さいことでも大げさに伝える傾向にあります。さらに、不都合なことは伝えず、売ることにプラスになることだけを宣伝することが多い。だから、賢い消費者は、企業が作った広告を鵜呑みにせずに、同じ立場の消費者の評価を重要視します。そう、通販の広告やサイトなどでよくある

お客様の声

というやつです。それが、このチラシにはあるんです。その名も、

「丸型電動歯ブラシ」実際に試してみました

コーナー。LEEの2010年専属モデルとLEEの読者組織LEE100人隊が実際に使ってみた感想が、述べられています。さらに、彼女たちの対談も掲載されてあります。消費者の評価が役立つのは、使う人の悩みがどのように解決されたかについてストレートに伝わるから。消費者が口コミを求める傾向は、多くの人がレストランを探す時に使うサイトが、レストランポータルサイトのぐるなびからレストラン口コミサイトの食べログに変わったことが表しています。

次に2についてですが、ブラウンオーラルBの一番の違いは、

丸型電動歯ブラシ

という点。この特徴が、いかに歯をよりきれいに磨いてくれるかについて、

  • 元三角型電動歯ブラシを使っている人の感想
  • 歯科衛生士による丸型電動歯ブラシの説明

で解説されています。解説というよりも、説得に近い。特に、歯科衛生士により、「歯垢除去力が手歯磨きの2倍」と

数字

画像

を使って、その特徴が説明されています。(写真では、四角型電動歯ブラシとの比較で、色でその違いが明らかにわかる。)数字と写真を使えば、詳しい説明を見なくとも、理解できます。

3については、先ほど述べた歯科衛生士の説明。単に歯科衛生士というだけでなく、

  • 名前や勤務先を明示
  • どれほどの権威を持っているかも数字で説明(「5万人以上の歯を診てきた」)

によって、より説得力のある声として紹介しています。数字の力はスゴイです。

4については、驚きました。電動歯ブラシだから、普通の歯ブラシのように安いものではありません。このチラシでは価格が表示されていませんが、楽天を見ると2000円ほどします。歯ブラシは200円ほどで買えるので、失敗したでは済まされない買い物になります。通販では、このリスクを無くすまたは減らす方法として、

  • 無料のサンプルを配布する
  • 1回目の注文に限り安く販売する
  • 返金保証をする

が取られます。電動歯ブラシはそう頻繁に購入するものではないので、サンプルや初回限定特別価格の手を使えません。残るは返金保証だけになるのですが、この商品はドラッグストアや総合スーパーなどの小売店経由で販売されているので、返金すると言っても小売店経由で行うことは大変難しい。(購入者がお店で返金して、お店が受け取った商品をメーカーに引き渡すとなると、お店に負担がかかるから。)そこで、ブラウンは、不満を持った購入者が直接メーカーに返金できるようにしました。この返金保証が、「電動歯ブラシは初めてだけど、本当に磨けるのかなぁ。」と不安に思っている見込客の背中を押してくれます。

このチラシは、

  1. メーカーさんの言っていること本当?→実際に使ってみた人の声を伝える
  2. この電動歯ブラシを使うとなんでよく磨けるの?手磨きとはどう違うの?→その理由を数字と画像を使って説明
  3. 本当にこれを使うときれに磨けるの?→権威者による解説
  4. でも、高いし、失敗するの嫌だなぁ。→不満なら返金

というように、購入までのいくつものハードルを乗り越えるような仕掛けがあります。通販などでは定石とも言える方法ですが、新聞折込チラシでは、このような購入までのプロセスを意識したチラシはまだまだ少ない。チラシの勉強にはもってこいの教材です。

☆今日のまとめ☆

ブラウンオーラルBのチラシには、

  1. 実際に使ってみた人の感想が書かれてある。
  2. 競合商品との違いを、数字と写真を使ってわかりやすく説明している。
  3. 権威者の考察が書かれてる。
  4. 万が一失敗した時のリスクヘッジ方法がある。

という、購入までのハードルを乗り越える仕掛けがある。

通販では定石とも言える方法ですが、多くのチラシでは、このように購入までのプロセスを意識していない。

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☆今日のこぼれ話☆

今日、自転車に乗ろうと思ったら、鍵がないことに気付きました。(自宅での出来事です。)

鍵をし忘れたと思って、自転車置場に行くと、鍵はされてあります。

前の乗った時に履いたパンツのポケットを見ましたが、ありません。

落としたんだぁ、とやっとわかりました。

誰かが拾ってくれていることを期待して、管理人室へ。

なんと、ありました。

よかったぁ。

鍵がかかったままの自転車は、使い物になりません。

落としても気付くように、キーホルダーをつけようと思います。

拾った方、ありがとうございました。

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→☓

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓

◎腕立て・腹筋30回→◯

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓

◎部屋や家の掃除をする→☓

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