元日のショッピングセンターとソーシャルゲームの共通点とは?
By roger4336
元日に営業する小売店が減ったとはいえ、スーパーを中心に営業するお店は依然存在します。個人的には、
元日の小売店は原則お休みにした方が、大晦日に駆けこみ消費が見込める
ので、元日閉店のお店が増えた方が、全体の消費金額は増えるかと考えています。元日に親戚が集まることが多いと考えれば、食材不足はどうしても避けなければなりません。ならば、余分に買うのではないでしょうか。
と思っていましたが、実際には元日のショッピングセンターは盛況のようです。日経MJに、次のような記事がありました。
しかしそれ以上に驚いたのは武蔵村山市のイオンむさし村山店(イオンモールむさし村山)だった。巨大なショッピングセンター(SC)の隅々まで来店客があふれていて、一部の売り場は前進できないほど混んでいる。専門店テナントの20%オフ、40%オフ、60%オフの表示に長蛇の行列ができている。このSC には前身の「ダイヤモンドシティミュー」時代から何度も来ているが、これまでに見たことがない客数だった。こちらは完全なクルマ立地のSCなので、わざわざ来店した消費者がそれだけいたということだ。
これは元日に営業しているショッピングセンターの様子。意外や意外、元日に営業するショッピングセンターは、すさまじく集客しているのです。これだと、企業として元日に営業するのは当然と言えるでしょう。その理由として、記者は次のように述べています。
推察するに、「自宅にいてもつまらない」「大型店が営業しているのなら行ってみよう」「特売もしているのなら買っておこう」という意識と行動だったのではないかと思う。
つまり、
元日は家で過ごすよりも、ショッピングセンターなどの大型店で過ごした方が楽しめる。
と消費者が考えているとのことです。当然ですが、大型店に入るには入場料は要りません。何も買わなければ、無料で売場を見ることができるのです。ウィンドウショッピングに過ぎないですが、最新の商品や好きなブランドを手に取って見ると、楽しい時間を過ごすことができます。そして、気に入れば、購入すればいいのです。購入すれば、自分のモノとして、お店の外に持ち出し、自由に使うことができます。
この
無料でウィンドウショッピングを楽しんで、気に入れば購入すればいい
というのは、どこかで見たビジネスモデルです。そう、ソーシャルゲームです。ソーシャルゲームでは、
原則無料でゲームを楽しんで、より楽しみたければ有料のアイテムを購入すればいい
ということになります。
もちろん、利用を促すには面白いゲームが必要なように、
ウィンドウショッピングに来てもらうには、楽しめる売り場が必要
になります。ソーシャルゲームと異なり、販売する商品には原価(仕入れ値)が発生しますので、ソーシャルゲームほどに利益率が高くならないですが、ソーシャルゲームにはない生身の人間とのやり取りを楽しむことができます。生身の人間とは、店員さんや他のお客さん。ショッピングセンターの強みは、
l 豊富な商品に対するウィンドウショッピングを無料で楽しめる
l 生身の人間とのやり取りを楽しめる
にあるのではないでしょうか。
☆ 今日のまとめ☆
元日のショッピングセンターは、自宅で過ごすのがつまらない消費者にとって大きな魅力である。
その理由は、豊富な商品に対するウィンドウショッピングを無料で楽しめ、気に入った商品があれば、購入できるからである。
これは、原則無料でゲームを楽しめ、有料アイテムを購入すれば、さらに楽しめるソーシャルゲームと似ている。
ソーシャルゲームと異なるのは、生身の人間とのやり取りが楽しめるということ。
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☆ 昨日のこぼれ話☆
自転車でHAT神戸近くを通ったところ、震災のイベントを見つけました。
平日昼間にも関わらず、多くの人がいたのでびっくり。
神戸にとって、震災は特別なもの。
あの時のことを思い出しました。(当時、私は東京です。)
☆一昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→☓
◎毎日情報を発信する→☓
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓
◎腕立て・腹筋30回→☓
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓
◎部屋や家の掃除をする→☓