野菜のサブウェイ、レシピ本発売の先にある野望とは?

サブウェイの業績が好調のようです。

 

サンドイッチチェーン、米サブウェイの創業者であるフレッド・デルーカ社長は、日本経済新聞の取材に対し、日本国内のサブウェイの店舗数を「5~7年以内 に1000店規模まで増やしたい」との意向を示した。日本国内のサブウェイの店舗数は現在約330店で、今後数年で店舗網が急拡大する見通しだ。(日本経済新聞電子版より

 

私自身、自宅兼職場近くにサブウェイがあるものの、ほとんど利用しないので実感はないですが、5~7年で店舗数を3倍に増やそうかなり強気の計画でいるので、業績がいいことは容易にわかります。この好調さの要因は、ホームページを見れば一目瞭然。ホームページタイトルは、

 

「毎日に野菜にはさもう」野菜のサブウェイ

 

で、「野菜」というキーワードで差別化を行なっています。

 

ただ、価格だけを見るとそう魅力的には写りません。サンドイッチとドリンク・ポテトのセットを頼むと、最低でも590円。サンドイッチ単品でも290円からです。牛丼チェーンやマクドナルドと比べると、価格競争力はないと言っても過言ではありません。

 

それにもかかわらず、業績好調なのは、

 

価格にこだわらず野菜好きのファンが増えているから

 

ではないでしょうか。その証拠に、読売新聞の介護・医療・健康サイトとのコラボでレシピ本まで発売しています。レシピ本を発売した背景には、

  1. サブウェイの野菜好きの顧客は、サブウェイに対するロイヤリティが高いので、野菜を使ったレシピ本を購入する確率が高い。
  2. 健康好きの読売新聞サイト利用者は、野菜を使った料理を好むので、サブウェイへ来店してくれる可能性が高い。

というヨミがあるのだと思います。

 

そして、この先には、

サブウェイを介した野菜好きコミュニティ作り

という野望があるのかもしれません。そうなると、店舗はコミュニティが集まる場となり、単にサンドイッチを食べるためだけのものではなくなります。コミュニティが出来上がれば、売上をあらかじめ立てることができるのでいくらでもビジネスを展開することができます。例えば、

  1. 自宅サブウェイセットのスーパーでの販売
  2. サブウェイブランドの有機野菜とレシピセットの宅配
  3. 野菜ギフトの販売
  4. サブウェイの野菜を使ったサプリメントの販売

など。サブウェイというブランドがあり、さらにコミュニティは価格弾力性が低いので、かなり高収益のビジネスを作ることも不可能ではありません。

 

サブウェイの好調さは、利用しない人には全くわからないことです。恐らく、顧客の実数はそれほど大きくない代わりに、来店頻度が異常に高いのではないでしょうか。密度の濃いコミュニティを作る条件を揃えていることになります。

 

☆今日のまとめ☆

普段利用しない人には全くわからないが、サブウェイの業績は好調のようだ。

野菜が好きで、価格にはこだわらない顧客に支えられている。

顧客の実数はそれほど大きくない変わりに、一人あたりの来店頻度が異常に高いのではないだろうか。

密度の濃いコミュニティを作る条件を揃えていることになる。

コミュニティを作った先には、高収益のビジネスを展開するのも難しくない。

 

 

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☆ 今日のこぼれ話☆

サブウェイは一度食べたら、病みつきになります。

なぜだかわかりません。

特殊な調味料が使われているのかもしれませんね。

あぁ、食べたくなりました。(笑)

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→◯

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓

◎腕立て・腹筋30回→◯

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓

◎部屋や家の掃除をする→◯

◎営業日誌を付ける→◯

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