金剛峯寺の結縁潅頂、カタシモワイナリーとの共通点と相違点とは?
先日、和歌山の高野山に行きました。高野山への1dayパスが発売されており、かなりお得に旅行できるというのが、高野山へのショートトリップを決めた理由。また、GWだけの特別なイベントがあるというのも、大きな理由です。
その特別イベントとは、金剛峯寺の結縁潅頂。結縁潅頂とは、
マンダラの世界に入り、仏さまとご縁を結んでいただく、真言密教における最も尊い儀式です。
文字通り、潅はそそぐ、頂はいただきの意味で、大阿闍梨様から皆様方お一人おひとりに仏さまの智慧の法水を頭頂にそそいでいただきます。
(結縁潅頂のチラシより)
というもの。料金は3000円かかるのですが、参加すれば、特別な場所で特別な法会を受けることができます。
詳しいことはここで公開することはできませんが、その特徴は、
◯普段できない体験
◯退屈しない興味深い体験
ではないでしょうか。私は特に仏教に詳しいわけではありませんし、強い興味があるわけでもありません。さらに、高野山に行く前に、高野山や金剛峯寺の歴史を特に勉強したわけでもありません。そんな素人の私でも、とても充実したと感じたイベントでした。(「イベント」という軽々しいものではないですが、記事の内容上「イベント」と表現します。)
このイベントに入檀することで、
仏さまとのご縁を結ぶ
ことができます。この体験は、このイベントに参加することでしかできないもの。この「特別感」「exclusiveさ」が、参加者の心をくすぐることになります。その結果、
高野山・金剛峯寺への特別な感情
を抱くようになり、
高野山・金剛峯寺が他のお寺とは全くことなる存在
に昇華します。
この体験、どこかで味わったことがあります。それは、
以前、大阪・柏原市のぶどう園・ワイン醸造所のカタシモワイナリーさんのワイナリー体験に参加しました。もちろん、柏原市まで行ったのですが、開始が午前中なので、早起きしなければなりません。さらに、試飲するには電車で行く必要があり、車で行くよりも大変。しかも、ワイナリー見学は人気のため、予約がなかなか取れないのです。
ワイナリー見学では、社員の方に案内してもらうのですが、最後のテイスティングルームでは、オーナー社長から直々にお話を聞くことができます。ワイナリーの歴史から、商品の逸話、ワイン飲み方まで。このような体験は、他のワイナリーではなかなかできないことで、とても貴重な体験となりました。
ここで、金剛峯寺の結縁潅頂とカタシモワイナリーのワイナリー見学の共通点を挙げると、
普段できない特別な体験を限られた人だけ味わえる
となります。そして、この結果、
ロイヤリティが生まれ、金剛峯寺・カタシモワイナリーの商品を購入する
ことになります。お寺や国産ワインを選ぶ時に、金剛峯寺・カタシモワイナリーが真っ先に頭に浮かび、他のお寺や国産ワインを選ぶ可能性が極めて低くなるのです。
一方、相違点もありました。それは、
◯金剛峯寺の結縁潅頂→入檀した記念のお守りがもらえる
◯カタシモワイナリーのワイナリー見学→記念になるモノがない
です。記念になるモノが残ることにより、その商品を思い出すきっかけが生まれることになります。もちろん、それは商品購入につながります。
☆ 今日のまとめ☆
金剛峯寺の結縁潅頂は、カタシモワイナリーのワイナリー見学に似ている。
その共通点は、限られた人だけしか味わえない特別な体験であること。
一方、相違点は、金剛峯寺の結縁潅頂では記念品がもらえるのに対し、カタシモワイナリーでは記念になるモノがないという点。
記念になるモノの存在によって、商品を思い出す機会が生まれ、購入確率が増すことになる。
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☆ 今日のこぼれ話☆
そろそろ花粉症も収まる時期なので、コンタクトレンズに戻しました。
しかし、まだまだコンタクトがずれますね。
メガネの心地よさを改めて実感しました。
今年は花粉の量は少ないものの、飛ぶ時期は長いのかもしれません。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→◯
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯
◎腕立て・腹筋30回→☓
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓
◎部屋や家の掃除をする→☓
◎営業日誌を付ける→☓