日経ヴェリタス活用術セミナー、定期購読即売会に行列が出来た理由とは?

日経ヴェリタス

 

先日、大阪・梅田で行われた、日経ヴェリタス活用術セミナーに参加しました。日経ヴェリタスとは、日本経済新聞社が発行する週刊投資情報誌。実は、ヴェリタスが創刊された2008年にも、ヴェリタスのセミナーがあり、参加しました。だから、ヴェリタスセミナーへの参加は二回目になります。

 

このセミナーで気づいたことは以下の通り。

  1. 参加人数は100名ほどで、満席状態。追加席あり。
  2. 席は前から埋まっており、参加者の学習意欲は高い。実際に、参加者のほとんどは、日経ヴェリタスを一度は読んだことがあるという。
  3. サラリーマン主体で、男女比8:2。
  4. 40代~50代が多く、リタイア組は1割未満。
  5. 発行曜日の日曜日に読む人は、少数派。
  6. 編集は、毎週土曜14時で締め切り。金曜のニューヨーク市場の結果を盛り込みたいため。よって、土曜日の編集部は仕事が大変。
  7. 日経新聞のブランド力で、政官財のリーダーが読んでいるという。官房長官経験者や財務大臣経験者も購読しているという。
  8. 企業ニュース欄の注目度は高く、カゴメ掲載の翌日には、カゴメ株がストップ高。この欄に取り上げられた企業の株価は、日経平均を上回るという。
  9. 創刊からバフェットさんを追っている。

 

講師は、越中編集長。毎週、ポッドキャストの「日経ヴェリタス 大江麻理子のモヤモヤトーク(ヴェリもや)」を聞いているおり、たまに越中さんは出演されます。その張本人が、目の前でしゃべっていることに、少し感慨深いものがありました。ヴェリもやは、金融情報をわかりやすく説明し、さらに日経ヴェリタスの特集を軽く解説してくれるので、勉強になります。(ポッドキャストなので、無料です。)

 

このセミナーの目的は、もちろん定期購読者の獲得です。日経ヴェリタスの面白さや内容の濃さが、セミナー全体で解説され、最後に定期購読者募集があります。この手の無料セミナーでは、なかなか定期購読をその場で申し込む人が少ないものです。タダだから参加した、という人が多いからです。はっきりとは覚えていませんが、2008年のセミナーでも、定期購読を申し込む人はごくわずかだったと思います。しかし、その予想に反して、定期購読申し込みブースには行列が出来ていました。日経ヴェリタスは決して安い媒体ではありません。半年では定価の13,000円(一部あたり500円)、1年で23,400円(同450円)、2年で41,600円(同400円)します。個人向け投資情報誌にしては、価格の高い部類に入ります。それでも、行列ができていました。そこで、価格が高いのに定期購読に行列ができていた理由を考えてみました。

 

その理由とは、

 

編集長直々に、日経ヴェリタスを発行する目的・想いを教えてもらったから

 

ではないでしょうか。質疑応答の後、本当に最後の最後に、編集長は、日経ヴェリタスを発行する想いを述べました。その想いとは、

 

多くの人が将来への不安があり、その不安を少なくするためにも、自分達で資産形成をしなければならない。そのためには、多くの情報が必要であり、それ以上にその情報を基に考える習慣を付ける必要がある。考えることができれば、金融機関の言うがままに、理解できない金融商品に、多額の退職金を投資し、大損することは少なくなる。

 

というものでした。大変しみじみと話されたこともあり、心にジーンと来ました。これまでは、どちらかというと、日経ヴェリタスのいい面・特徴を伝え、読まないと損をすると考えてしまうほどの内容でした。営業トークに感じる人もいたことでしょう。しかし、最後に越中編集長から話された想いを聞けば、営業色はかなり薄れます。それどころか、社会貢献という意味合いが強くなり、いい意味で宗教的になります。この社会貢献の想いを聞いて、定期購読申し込み欄に記入した人が、多いように思えます。

 

このように、商品を販売する目的、その社会貢献につながる想いを訴えて、その想いが見込み客に通じれば、価格の高い商品でも売れるのです。逆に言えば、単に商品の良さをアピールするだけでは、売れないということになります。これは、商品だけでなく、商品を通じて製造者の想いも買っていることとも、捉えることができます。

 

☆  今日のまとめ☆

日経ヴェリタスは決して安くはないが、そのセミナー会場で、定期購読申し込みコーナーに行列ができていた。

その理由は、越中編集長が、日経ヴェリタスを発行する想いを最後に訴えたからではないだろうか。

単に商品を買うのではなく、商品と一緒にその商品を創る想いも買っているのかもしれない。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

私自身、FP(ファイナンシャルプランナー)の継続教育単位修得を目的に、購読する予定にしています。(だから、参加しました。)

継続教育の旨を伝えたところ、セミナー会場では申し込めないとのことでした。

たぶん、FP協会を通じて申し込むことで、FP協会にマージンが発生するのだと思います。

ちなみに、セミナー会場で定期購読を申し込めば、投資関連の書籍を三冊プレゼントされました。

このプレゼント目当てで定期購読を申し込んだ人も一部いたと思います。

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→◯

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓

◎腕立て・腹筋30回→◯

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯

◎部屋や家の掃除をする→☓

◎営業日誌を付ける→☓

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