グランマルシェ、常連を失いかねないクーポンチラシの使い方とは?

グランマルシェのチラシ

 

先日、神戸のサンシャインワーフにあるグランマルシェに行きました。グランマルシェとは、お酒を中心に販売する小売店。輸入品も多く、価格にこだわらず美味しさにこだわったお店という印象を持っています。

 

こちらでは、よく第三のビールと冷凍ピザを購入するのですが、今回も家庭内在庫が減ってきたので、お店に行きました。だいたい購入する商品は決まっているのですが、今回はあたらしいピザを発見。新たに入荷したのは、価格も599円から399円に値下げされていたので、今回はその新商品を試しに購入しました。その時は、新商品を安く買えたことに、満足していたので、まさか自宅に帰ったらその満足が不満足に変わるとは、その時は思いもよりませんでした。

 

不満足をもたらした原因は、

 

店舗で貰ったチラシ

 

です。「貰った」という表現はよくないかもしれません。詳しくは、レジに置いてあったので、決済時にこちらから取っていいかどうか確認し、了承を得て手に入れたものです。そのチラシには、今回購入したピザが掲載されていました。ただし、割引クーポンとしての掲載です。つまり、このチラシを持っていれば、299円という割引価格で購入できることになります。

 

このクーポンを見て私が感じたのは、

 

損をしたのではないか。

 

というもの。399円で買った商品が、実は299円で購入できたとわかれば、私と同じような感情を抱く人は多いと思います。もし、購入前にレジに置かれたチラシを手に取っていれば、299円で買えたことになり、100円損をしたことになります。

 

このクーポンには、もちろん次のような注意事項が書かれてあります。

 

お会計の際、あらかじめレジにてこちらのクーポン券を提示してください。ご提示がない場合は、対象外となります。

 

よって、ルール上は、このクーポンチラシの存在を知らない私が悪いことになります。

 

しかし、お客さんは、

 

たまたまチラシを取った人は299円で購入でき、チラシの存在に気づかなかった人・取らなかった人は399円払わなければならないのは、不公平ではないか。

 

と思うのではないでしょうか。明朗会計かどうかと言えば、明朗会計ではないと答える人が多いと思います。もしかしたら、常連さんの中には、この不公平な価格設定に怒りを感じて、二度とお店に行かないと思う人が出てくる可能性もあります。

 

グランマルシェがこのようなクーポンチラシを発行した理由は、

 

  1. 割引価格を提示することで、来店動機を起こさせたいから。
  2. クーポンを回収することで、チラシの効果を測定したいから。

 

でしょう。恐らく、店舗近隣の折り込みチラシに入れたのだと思います。

 

そして、そのクーポンチラシをレジ横に設置したのは、チラシが余ったからではないでしょうか。せっかくお金を掛けて作ったチラシだから、店頭で配布することにより、販促に活用したいと考えるのは、当然と言えば当然です。

 

問題は、このチラシに、

 

クーポンが付いていた

 

点。クーポンがなければ、チラシをたまたま手にとった人と手に取らなかった人・存在に気づかなかった人に、支払金額の差は生じません。クーポンを付けるならば、

 

  1. 買い物カゴにチラシを入れる
  2. 店外のみでの配布に限る
  3. 決済後にチラシを渡す

 

など、来店客に不公平が生じないように工夫する必要があると思います。店外だけで配布されていたならば、

 

来店当日に手に入れることができない

 

のだから、不公平感は生じず、諦めが付きます。決済後の場合は、ポイントと同じ効果を発揮します。

 

同じ事は、街角に設置されてあるクーポン誌(ホットペッパーなど)にも起こりえます。この場合は、

 

お店に行こうと思った人は、誰でもそのクーポン誌にアクセスできる

 

点が問題を引き起こします。つまり、お店に行こうと思った人で、

 

クーポン誌を取って来た人

クーポン誌に掲載されていることを知らずに、取って来なかった人

 

で、支払金額に差が生じることが、不公平感という問題に発展します。ただ、この場合は、クーポン誌が店外にあるので、グランマルシェのクーポンチラシほどは大きな問題になりません。

 

クーポンは、来店動機を起こし新規顧客を獲得するために発行されます。しかし、使い方を間違えば、常連顧客を失うという逆効果を生み出しかねません。

 

☆  今日のまとめ☆

グランマルシェのクーポンチラシは、店内で配布されていることにより、チラシを手に取った人と取らなかった人・存在に気づかなかった人で、支払金額に差が生じるという問題を起こす。

この価格設置に不公平を感じる人もいるだろうし、その結果、常連顧客を失いかねない。

不公平感を出さないためには、来店客すべてがクーポンチラシを見られるように工夫するか、店外のみの配布にするか、決済後に配布するか、などの工夫が必要となる。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

なんだか、グランマルシェを批判する内容になりましたが、私はグランマルシェをかなり支持しています。

ワイン・ビールとも品揃えも多く、さらに第三のビールなどはかなりお手頃な価格。

また、輸入食材にとどまらず、店舗内で焼いたパン、量り売りチーズなど、美味しいものも満載。

毎週行っても飽きないお店です。

そんな好きなお店だからこそ、常連さんを大切にして、末永く営業してほしいんですね。(ちなみに、私は決して常連さんではありません。9

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→☓

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯

◎腕立て・腹筋30回→◯

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓

◎部屋や家の掃除をする→◯

◎営業日誌を付ける→☓

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