公式サイトから見えた、日本酒ロックの流行(はや)る確率。

日本酒ロックBy InterContinental Hong Kong

 

先週、日経新聞を見ると日本酒に関する記事がありました。酒蔵の町に引っ越してきてから、日本酒が好きになり、日本酒に関してアンテナが反応するようになりました。(正確には、「酒蔵の町・魚崎の近く」ですが。)日本酒の消費が伸びて欲しい、という願いもあります。今回見つけた記事は、日本酒の新しい飲み方・日本酒ロックに関する記事です。

 

夏は「日本酒ロック」で‐。酒どころの兵庫の灘五郷、伊丹と、京都・伏見の大手メーカー11社は16日、氷を入れたグラスに日本酒を注いで飲む「日本酒 ロック」のキャンペーンを始めた。キレが良くなり飲みやすくなるといい、若者や女性にアピール。ロックに合う清酒を各社1本ずつ販売して、減りがちな夏場 の消費を掘り起こす。(神戸新聞のサイトより

 

日本酒ロックは、夏に減りがちな日本酒の需要を喚起するための飲み方です。どのような販促活動が行われているか、気になったので、公式サイトを探しました。すると、

 

公式ページが複数ある

 

ことが判明しました。

 

正確には、公式サイトのアドレスが複数あり、内容はすべて同じです。複数のアドレスを見ると、そのドメインは日本酒ロックキャンペーンに参加する酒蔵各社の企業名になっています。すべてを調べたわけではないですが、私が調べたところ大関さんだけが公式サイトを持っていませんでした。

 

月桂冠版「日本酒ロックはじめませんか?」

白鶴版「日本酒ロックはじめませんか?」

菊正宗版「日本酒ロックはじめませんか?」

 

どれも全く同じ内容です。日本酒ロックを薦めるモデルさんの画像が一番上にあり、ページの一番下には、各社の名前とともに各モデルさんが日本酒ロックに合う料理を進めています。

 

このような複数のドメインで公式ページを展開することによって、

 

更新がとても面倒

 

になります。各社がそれぞれコードを編集しなければならないからです。この面倒さにより、

 

更新が疎かになり、ページの新鮮味が無くなる

 

という危険性があります。実際、公式ページには、「最新情報」などの更新記録は全くありません。この結果、

 

ページの信頼度が大きく損なわれる

 

可能性があります。

 

ネットの情報は、サイト管理者が消去しない限り、永遠に残ります。よって、その更新日によって、その情報の鮮度・正確さが推し量られます。情報の更新が少ないこと、情報の更新日表示がないことにより、そのサイトの信頼度が下がることになります。

 

フェイスブック(FB)ページへのリンクがあるので、FBページで更新を行おうと考えているのかもしれません。しかし、FBページを見るにはリンクをクリックするというワンステップが必要になります。このワンステップを面倒に感じる人もいるわけで、その人は最新の情報を知らないまま、日本酒ロックへの関心を無くしてしまうかもしれません。

 

消費者が日本酒ロックに関して一番知りたいことは、

 

どんな味がするのか?

薄くならないのか?

 

という味に関する事かと思います。そして、その解決策として、

 

日本酒ロックの飲めるバーや居酒屋

各社の商品で作った日本酒ロックの味の違い

薄くならないための方法

 

などの情報があれば、消費者が持つ疑問は解決されるかと思います。しかし、公式サイトにはその答えがありません。

 

驚いたのは、

 

外部ページへのリンクがFBページ以外ないこと。

 

リンクはウェブの持つ大きな利点で、リンクを活用することにより、情報をより深く・広く掘ることができます。リンクを使わないのは、とてももったいないことです。

 

公式サイトを見て感じるのは、

 

サイトを見に来た訪問者のニーズに答えていない

 

ということ。これでは、日本酒ロックが今年夏に流行る確率は低いのではないかと危惧されます。

 

せめて

 

フェイスブックに連携したコメント欄

日本酒ロックにオススメの各社銘柄へのリンク

日本酒ロックを薦める各社へのリンク

ツイッターでの更新を表示

FBページの更新を表示

 

があれば、少しは日本酒ロックへの関心を深められるかと思います。

 

このような公式サイトになったのは、

 

市場で競合する企業による共同プロモーションの難しさ(何だか舌を噛みそうな文章ですが)

 

のためかもしれません。ただ、それは消費者には全く関係ないことです。

 

☆  今日のまとめ☆

先週マスコミに大きく報じられた日本酒ロックの公式サイトは、参加する各社それぞれのドメインがあり、複数存在する。

同内容の複数のドメインページが存在することで、更新が疎かになり、情報の鮮度が落ちる。その結果、公式サイトの信頼度が損なわれることになる。

さらに、消費者が本当に知りたい内容も薄い。

消費者ニーズを満たす情報発信がないところを見ると、日本酒ロックが流行るのは難しいのではないか。

 

 

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☆  今日のこぼれ話☆

日本酒ロックはこれまで飲んだことがありません。

個人的には薄くなるのが嫌なので、冷の方がいいですね。

それとも、日本酒ロック用の商品を開発して欲しいです。

ちなみに、今一番気になる日本酒は、コールド大関

飲みたいけど、ダイエーには売ってません。

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→◯

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓

◎腕立て・腹筋30回→◯

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯

◎部屋や家の掃除をする→◯

◎営業日誌を付ける→☓

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