ロフトのふりかけ、高くても売れる理由とは?

ロフトBy jpellgen

 

月曜(5月21日)の日経MJより。ロフトで販売される食品に関する記事がありました。

 

雑貨専門店大手のロフトが全国約70店の弁当箱などを扱う売り場で、お茶やふりかけなど食品の販売を始めた。製菓材料などは従来も展開していたが、食品そ のものを本格的に扱うのは初めて。同社ならではのユニークな品ぞろえで、このところ人気が高い弁当関連グッズの売り場活性化や買い上げ点数の引き上げなど を狙う。(日経MJより)

 

たまに梅田や神戸のロフトに行くのですが、確かに食品が販売されています。ただ、かなり脇役です。例えば、製菓道具の横にケーキ用小麦粉が置いてあります。今回の記事で特に面白かったのは、ロフトの弁当売場で販売される携帯食品に、新たな付加価値が付いているという点。その付加価値とは、

 

コミュニケーションツール

 

です。お弁当は、職場や学校で友達と会話をしながら食べることが多いもの。その時、ちょっと変わったふりかけや味噌汁・ティーバッグ入りお茶があれば、会話が弾み、お昼時間が有意義になります。その会話のネタになる食品を、ロフトは売っているのです。

 

記事で紹介されている商品は、

 

ゆずこしょうふりかけ 368円

長崎皿うどんふりかけ

黒毛和牛ふりかけ

 

など。ゆずこしょうふりかけしか価格が記載されていませんでしたが、決して値段は安くありません。それでも売れるのは、

 

コミュニケーションツール

 

という付加価値が付いているからに他なりません。実際、

 

2月末に発売したお茶は、これまでに3200パックを販売。3月中旬に取り扱いを始めたみそ汁は7200食、ふりかけは1万3300パックを売り、それぞれ計画を5~6割上回る。(日経MJより)

 

とのことで、かなり売れている模様。付加価値が付いているからこそ、

 

買い物自体も楽しみ

 

に進化します。

 

一方、スーパーで販売されているふりかけは、比較的低価格で、オーソドックスなものばかり。単に商品が陳列されていることが多く、なかなか付加価値は伝わっていません。そのため、

 

価格の低さ

 

で選ばれることが多くなり、その買い物は

 

必要なものを買うという義務

 

になりがちです。

 

まとめると次のようになります。

 

  1. ロフトでの買い物→付加価値が伝わる→楽しみ→高くても売れる
  2. スーパーでの買い物→付加価値が伝わらない→義務→安くないと売れない

 

同じ商品でも、付加価値を伝えるかどうかで、その買い物の性質がまるっきり変化し、その結果、収益性に大きな違いが生まれます。

 

☆  今日のまとめ☆

ロフトでは、ふりかけにコミュニケーションツールという付加価値が付くので、買い物自体が楽しみになり、高くても売れる。

一方、スーパーでは付加価値が伝わらないので、買い物が義務となり、安くないと売れなくなる。

付加価値を伝えられるかどうかによって、買い物の性質が変わり、その結果収益性に大きな違いが生まれる。

 

 

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☆  今日のこぼれ話☆

そう言えば、昔よくロフトで買い物をしていました。

例えば、今使っている机もロフトで買ったもの。

しかし、ここ数年ロフトには行っても、何も買っていないように思えます。

100均ショップやニトリ・イケアの影響でしょうか。

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→◯

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯

◎腕立て・腹筋30回→◯

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯

◎部屋や家の掃除をする→☓

◎営業日誌を付ける→☓

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