B1グランプリが神戸フィエスタから学べる点とは?
By jin_jing
昨日の日経新聞電子版で、興味深い記事がありました。
B級ご当地グルメブームに陰り? 鳥取市で9~10日に開催されるご当地グルメの祭典「B―1グランプリ」の近畿・中国・四国大会で、前売りチケットの販売数が伸び悩み、関係者をやきもきさせている。(日経新聞電子版より)
そこで、B1グランプリが飽きられる(かもしれない)要因を考えてみました。
- 焼きそばなど似た料理が多いから。
- 味の濃い料理が多いから。
- 家庭料理だから。
1は、公認商品を見れば一目瞭然です。B1グランプリの公認商品は、
ひるぜん焼そば
甲府鳥もつ煮
横手やきそば
富士宮やきそば
八戸せんべい汁
津山もつ焼きうどん
十和田バラ焼き
これらを分類すると以下のようになります。
◯麺類を焼いたもの=ひるぜん焼そば、横手やきそば、富士宮やきそば、津山もつ焼きうどん
◯鉄板でタレと一緒に焼いたもの=ひるぜん焼そば、横手やきそば、富士宮やきそば、津山もつ焼きうどん、十和田バラ焼き
◯お肉主体の料理=甲府鳥もつ煮、十和田バラ焼き
このように、公認商品には何かしら共通点があります。逆に言えば、これは
味が似ている
ということに他なりません。味が似ていれば、飽きるのも仕方ないことです。
2については、特に説明が必要ないかと思います。味の濃い料理は、一口目は新鮮に感じるために美味しいですが、食が進むと飽きてくるものです。また、年齢が高くなるほど、味の濃い料理に抵抗を感じる人は増えてきます。
3は、郷土料理ゆえに家庭でも作れる簡単さがウリになります。しかし、逆に言えば、家庭で作れる料理なのだから、わざわざ外で食べなくてもいいと考えられなくはないです。また、B級グルメを家庭で簡単に作れる加工食品が多くなったことで、家庭でいろんなB級グルメを楽しめるようになりました。そうなると、わざわざB1グランプリに出かける必要性は薄くなります。
このようにメジャーになったからこその逆風を受けるB1グランプリですが、一方で最近新鮮さを感じた食イベントがありました。それは、神戸フィエスタ。B1グランプリと対比させると、その特徴が浮かび上がります。
【神戸フィエスタの特徴(B1グランプリが直面する逆風)】
- 中華料理・アジア料理・フレンチ・イタリアンなど多彩な料理が出店している。(似た料理が多い)
- メインディシュだけでなく、パンやスイーツが出店している。(濃い料理が多い)
- 飲食店が作るプロの料理である。(家庭料理である)
特に3は、新鮮に感じました。お店をはしごする必要もなく、いろんなレストランの料理を食べることができます。さらに、お店同士の食べ比べは、店舗内では絶対にできないことです。
本当にB1グランプリが飽きられれば、改めてプロの料理が脚光を浴びるように思えます。その際、
◯特定の食材を使うなどの制約を加える
◯B1グラプリと同じ投票・グランプリ決定方式を採る
ことを実施すれば、イベントの話題性・盛り上がりにつながるのではないでしょうか。その結果、お店への集客にもつながります。
☆ 今日のまとめ☆
鳥取市で行われるB1グランプリの前売り券の売れ行きが、悪いらしい。
B1グランプリは、似た料理が多い点や濃い料理が多い点、家庭料理である点により、飽きられる可能性は高い。
一方、神戸フィエスタは、中華・フレンチなど各種料理が食べられる点、スイーツ・パンなども提供している点、プロが作る料理である点により、B1グランプリの課題は克服している。
B1グランプリが本当に飽きられれば、プロの料理が改めて脚光を浴びるように思える。
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☆ 今日のこぼれ話☆
前々から思っていることですが、B1グランプリにスイーツがないのはなぜでしょうか?
B級グルメのスイーツも、アンパン・最中などいろいろあるかと思います。
B級グルメのフルコースなんて、面白いかもしれません。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→◯
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯
◎部屋や家の掃除をする→◯
◎営業日誌を付ける→☓