阪神百貨店のスターバックスコーヒーギフト、その販売目的とは?

スターバックスBy imacgyv0r

 

先日、ウォール・ストリート・ジャーナルを読んでいると、スターバックスのベーカリー買収の記事が飛び込んできました。

 

Starbucks to Buy Bay Bread for $100 Million (Wall Street Journal電子版より)

 

[4日 ロイター] コーヒーチェーン世界最大手の米スターバックス(SBUX.O: 株価, 企業情報, レポート)は4日、ラ・ブーランジェ・ベーカリーを所有するベイ・ブレッドを1億ドルの現金で買収すると発表した。(ロイター電子版より)

 

パン屋さんを買収することにより、スターバックスコーヒー店舗のフードを充実させるようです。恐らく、朝食・昼食の売上拡大を狙ってのことでしょう。また、ラ・ブーランジェの全国展開も考えているとのこと。スターバックスは、コーヒー企業から脱却しようとしています。

 

この記事を読んで思い出したのが、先日行った阪神梅田店でのギフト売り場。食関連の催事が行われていたので、その帰りに寄ったのですが、そこでスターバックスの商品を発見しました。

 

スターバックスコーヒー店舗でなら、昔からコーヒギフトが販売されていたとしても不思議ではありません。一方、百貨店で販売されていたことには、新鮮味を感じました。

 

スターバックスコーヒーのギフトを百貨店で販売することにより、次のような効果が生まれます。

 

  1. スターバックスコーヒーの広告になる
  2. 贈った人も贈られた人もスターバックスコーヒーに触れる

 

その結果、

 

スターバックスコーヒー店舗以外で、見込み客・顧客に出会う→新規顧客の獲得・来店頻度が高まる→売上の拡大

 

につながることになります。

 

 

もちろん、コーヒーギフトという商品を百貨店に卸すことで、

 

新しい収益源・ビジネスモデルが生まれる

 

ことは言うまでもありません。物量が伸びれば、出店コストが大きく労働集約型の外食事業以上の利益率を享受できます。その大きな利益は、外食事業に投資することももちろん可能。その結果、

 

スターバックスの外食事業の競争力はさらに増す

 

ことになります。

 

そういう意味では、コーヒーギフトの百貨店販売は、朝食・昼食強化につながるベーカリー買収と同じ目的と言えます。

 

☆  今日のまとめ☆

スターバックスがコーヒーギフトを百貨店で販売するのは、スターバックスの露出を増やすとともに、購入者・受領者にスターバックスに触れる機会をもたらす。

これは、見込み客・顧客と接する機会になり、新規顧客の獲得・来店頻度の向上につながり、売上拡大をもたらす。

朝食・昼食強化につながるベーカリー買収同様、外食事業の強化がその目的と言えるだろう。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

コーヒーショップで今気になるお店は、サンマルクカフェ。

サンマルクホールディングスが運営する、焼きたてパンの食べられるコーヒーショップです。

このサンマルクホールディングスは上場企業なのですが、毎年順調に成長しています。

そして、サンマルクカフェを覗くと、結構混んでいます。

このサンマルクホールディングスの儲ける力に、とても興味があります。

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→◯

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓

◎腕立て・腹筋30回→◯

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓

◎部屋や家の掃除をする→☓

◎営業日誌を付ける→☓

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