嫌なことを笑顔で承諾するという、大きな差を産む小さな気配り。
By JanneM(記事のお店とは全く関係がありません)
※ 「アメリカ経済事情」に関しては、サイト「ウォール・ストリート・ジャーナルから見た起業のヒント」にて更新しております。今後、ryotarotakao.comでは、メルマガには掲載しない内容を執筆する予定です。
先週末、大阪・梅田の居酒屋での出来事です。本当は自宅で食事をする予定でしたが、夜遅くなったので、仕方なく外食することにしました。特にお店を決めていたわけではなかったのですが、たまたまメニューが多そうな地元居酒屋(チェーンではないという意味)に入店しました。
そのお店は居酒屋街にあり、実はその近くのお店に行ったことはありました。だから、ついついそのお店と比較してしまいます。
客単価が違うせいもあり、メニュー数・料理のグレードも今回の方が優れていました。カウンターにいる女性(中年ですが)店員さんのサービスも、とても心地良いものでした。少し高いですが、断然今回のお店の方がいいという結果になりました。いや、なりそうでした、次の事件が起こるまでは。
その事件とは、一言で言えば誤発注。こちらの注文したものを、お店が間違えて受けてしまったために、別の料理がカウンター席に届きました。(座ったのはカウンター席です)こちらはちゃんと注文したつもりだったので、違う旨を伝えると、対応した店員さん(店長または店長レベル)は少しバツが悪そうな顔をされるのです。違った料理をそのまま受け取ってもよかったのですが、名前は似ていて全く異なる料理。こちらも仕方なく、交換してもらうことにしました。
この事件から、このお店の評価はガラリと変わりました。(さらに、違う料理がもう一回届きました。)私の中では180度変わったと言っても、過言ではありません。料理も美味しかったのですが、取り立てて美味しかったという記憶はありません。特別オススメの料理がある居酒屋でもありません。料理に特徴のない和風居酒屋です。お店の良し悪しを左右するのは、サービスであり雰囲気かと思います。このようなお店で、居心地が悪く感じてしまっては、評価が低くなっても仕方ありません。
間違って注文を受けることは、飲食店ではたまにあることです。間違って作った料理は、そのまま従業員の食事になるか廃棄されるので、従業員・お店にとっては喜ばしいことではありません。間違って注文を受けた店員は、店長にこっぴどく叱られるかもしれません。オーナーが店長の評価を下げるかもしれません。お店にとって嫌なことなのですが、それをそのままお客さんに出してしまっては、今回の私のようにお店の評価を落とすことになります。逆に、嫌なことを笑顔で承ることができれば、お客さんは感動するかもしれません。このマイナスとプラスの差は、意外に大きいのではないでしょうか。繁盛店と不振店の差は、こういう些細な気配りによって生まれているのかもしれません。
☆今日のまとめ☆
お店にとって嫌なことを笑顔で受けられるかどうかが、繁盛店かどうかを決めるのではないか。
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☆ 今日のこぼれ話☆
今回行ったお店、本当に残念です。
梅田という競争の激しい市場では、今回のような対応は致命的になりかねません。
☆アニキ金本知憲の言葉☆
「ウェイトトレーニングを行うにあたっては、限界まで自分を追い込むのが大切である。そのため、ふらふらになり、意識が遠のくときもある。終わったらすぐには立ち上げれない。けれども、そこまでやってはじめてトレーニングは血となり肉となるー私はそう思っているのである。」(『覚悟のすすめ』より)
※『覚悟のすすめ』は、自分に弱い気持ちが出てきた時に、大きな力を与えてくれる本です。努力して結果を残した金本だからこそ、その言葉には重みがあります。