ソーシャルサービスのダダ漏れはどこまでが許容範囲か?
消費の一要素として外せない「ソーシャル。」
いや、一要素じゃなくて、大きな要素とも言えます。
最近、流行っているモノ・サービスを見ても、
◎ソーシャルゲーム
◎ツイッター
◎ルームシェアリング
など、ソーシャル=人との交わりがその流行の大きな要素となっています。
今日のWBSを見ると、閉鎖される公共施設の代わりに自宅を地域活動の場として提供している例が紹介されていました。
そこでおばあちゃんが話していた言葉が印象的。
◎「人と交わることができる。」
ソーシャルを好むのは、人間が本来持っている特性なのかもしれません。
そのソーシャルですが、自分に属する情報をどこまで公開して、人と交わるかは意見が分かれるところ。
そこで気になるのが、アメリカのソーシャルサービスであるblippy(ブリッピー)。
このblippy、何がすごいかというと、
◎クレジットカードで購入した物を公開して、買った物を通して交流する
という点。
このサービスでは、
◎買った場所
◎支払った金額
が公開され、
◎その購買活動に対するコメント(「おいしそう!」「買ってよかった?」など)
◎同じ場所で買った人がわかる
ことを通じて、人の交流を図ることができます。
ここまで公開することに対しては、賛否両論があるそうで、
◎適性な価格を知ることができるので、「ぼられる」心配が少なくなる。=賛成意見
◎より深いプライバシーが知られる恐れがあり、犯罪に巻き込まれる可能性がある。=反対意見
などの意見が出てくることでしょう。
私が気になるのは、
◎どこまでの情報公開を消費者は受け入れるのか?
という点。
例えば、
◎欲しい物を公開して、人と共有する
ことを考えてみると、この欲しい物のリストアップをサービスとして提供しているECサイトは大変多い。(いや、ほとんどのネットショップは、「お気に入りボタン」を備えているでしょう。)
ただ、この欲しい物リストを公開しているサービスは少なく、公開しているアマゾンでも、名前やメールアドレスで検索しないと他人の欲しい物リストを覗くことはできない。
個別の本のページにある評価した人のリンクからは、その人のマイページに飛ぶことはできるが、その人の欲しい物リストがマイページにはない。
楽天ではお気に入り登録はできるが、他人の登録内容を見ることはできない。
大手サービスが買いたい物リストを公開しない理由は、やはり消費者の拒否反応が恐いからか。
欲しい物が同じ人同士の交流。
これが一番楽しいし、欲しい気持ちが実際に買ってみようという行動に昇華する。
そして、買った後は、買ったモノ・サービスを通じて、人とつながることができる。
それを期待して、購入するのも良い。
この交流+消費=つながりたい消費が、成熟経済の新しい消費スタイルではないでしょうか。
そう考えると、欲しい物リストの共有は、害よりも利の方が大きいように思える。
☆ 今日のま とめ☆
ソーシャルサービスでは個人情報をある程度公開する必要があるが、どこまで許容されるかは大きな問題。
アメリカでは、クレジット決済内容を共有するサービスまで出現。(blippy)
欲しい物リストを設置するネットサービスが多数あるが、他人に公開しているサービスはほとんどなし。
もし、欲しい物を通じて、人の交流が進めば、消費を喚起するのではないか?(これを「つながりたい消費」と呼ぶ。)
☆4/27の目標☆
1 プライベートブログの更新 ◯
2 午前7時起床 ×
3 毎朝、鏡の前で笑顔の練習 ×
4 腕立て・腹筋を各30回 ×
5 部屋・事務所などの掃除をする ×
6 手帳に今日の反省の明日の希望を書く。×
7 AFPの勉強をする。 ×
8 読書(書籍・雑誌)をする ◯
9 毎朝、ツイッターでつぶやく ×
(今 日のこぼれ話)
4月もそろそろ終わり。
明日は、これまでの2010年を振り返りたいと思います。
そして、新事業のプランを作る。
焦る気持ちが募るばかりです。
(今 日の言葉)
「低価格を売り物にしているので、商品の回転数が勝負だ。」
(ファーストリテイリング社長柳井正 「一 勝九敗 」よ り)※ 当分、私 の好きな書籍「一 勝九敗 」から引用します。