グランフロント大阪の紀伊國屋書店で見かけた、意外な光景とは?
今回も、グランフロント大阪の紀伊國屋書店を取り上げたいと思います。紀伊國屋書店で意外な光景を目にしました。それは、
グランフロント大阪に関する雑誌の山に人が群がっている
という光景です。書店の山とは、お店が一番売りたいタイトルを集めた売場です。だから、紀伊國屋書店はグランフロント大阪特集の雑誌にニーズがあると読んでいたことになります。ドンピシャでそれが当たったわけです。まぁ、新しい施設であるグランフロント大阪について知りたい気持ちは理解できますが、その場所がグランフロント大阪なので、冷静に考えれば違和感は否めません。だって、目の前に本物があるわけですから。知りたいことがあれば、案内所に行けばいいわけですし、実際に自分で見たらいいわけです。それでも、雑誌に頼るということは、本物にはないモノが雑誌にはあるということになります。
そこで、目の前に実物があるにもかかわらず、雑誌の情報を頼る理由を考えてみました。
【グランフロント大阪の紀伊國屋書店でグランフロント大阪を特集した雑誌に人が群がる理由】
[1] 時間がもったいないから
[2] 失敗したくないから
[3] 寄らば大樹の考えが強いから
1は、いわゆる時短です。グランフロント大阪はものすごく大きな施設で、施設というよりも一つの街と言った方がいいかもしれません。それだけ広く、それだけ多くのお店があるわけです。じっくり見ると、丸一日潰れてしまいます。そこで、その時間を短縮するために、雑誌を読むのです。予習というイメージでしょうか。予習後に見どころだけに行けば、時間が大きく短縮されます。
2は、口コミサイトを利用する理由と同じです。これだけ多くのお店があれば、迷うことになります。迷った結果選んだお店が期待はずれだったら、自分の運の悪さを悔いることになります。この失敗をできるだけ減らすために、雑誌で予習をするのです。
3は、2にも関係しますが、人が行くお店や注目するお店ならば、いくら失敗しても仲間がいます。この感覚が、失敗した時のショックを和らげてくれます。他人との差が、小さくなるからです。一方、自分で選んだお店が失敗だったら、他人との差は大きく歴然。このショックは相当なものでしょう。だから、他人が注目する場所に行って、他人との差を小さくするのです。
これら3つは、ニーズにもなります。時短ニーズ・失敗回避ニーズ・他人と同じニーズ、とでも言えるでしょうか。これらには、売るためのヒントが隠れているのではないでしょうか。
☆今日のまとめ☆
グランフロント大阪の紀伊國屋書店で、グランフロント大阪特集の雑誌に人が群がるのは、そこにニーズがあるからに他ならない。
そのニーズとは、時短ニーズ・失敗回避ニーズ・他人と同じニーズである。
マーケティング・ビジネスのヒントに関するブログも書いています
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
グランフロント大阪の紀伊國屋書店では、阪急のSTACIAポイントが溜まります。
これは意外でした。
☆ 最近気になる商品☆
統計学に関しては、最近週刊ダイヤモンドでも特集されていました。
要は、データを駆使して、売れる確率を高めるスキルですね。
野村野球をビジネスに当てはめることになるのでしょうか。
近々、読んでみます。