ニトリの強さは、ロマンとその切り口にあり。

先日BSで放送された「起業家成功の法則」の録画を見ていたら、ニトリの似鳥社長が講演をされていた。
2008年の再放送なので、2008年に起業家倶楽部大賞を受賞した時のものだろう。
そこでは、
◎ニトリの成長の秘密
が創業者の似鳥社長の口から話された。
創業者だけあって、大変面白い内容であったが、その中で特に心に残ったのは、
◎ロマン
◎ニトリの提供する価値
であった。
似鳥社長のロマンとは、
◎家具の価格を競合他社の半額以下にして、欧米並みの豊かな生活を提供する
というもの。
「家具を半額で提供できるか」という実現可能性よりも先に、そのロマンがあった。
だからこそ、一見不可能と思えることが、実現できたのだろうと思います。
似鳥社長の経歴をみると、ニトリ創業前に家具業界での経験はない。
全くの素人が、ロマンだけ掲げて参入したことになります。
新規事業の成功法則である
◎新商品を既存市場に投入する
◎既存商品を新市場に投入する
には反するので、理論的には成功可能性は低いと言わざるを得ない。
にもかかわらず、大成功を収めたのだから、そのロマンに対する思いは相当強かったのだと思います。
そして、ニトリが提供する価値は、単に家具の販売ではなく、
◎家全体のコーディネーションを低価格で提供する
というもの。
だから、ニトリの店内では、各商品が単独で提案されているというよりも、商品を組み合わせたコーディネートされた形で提供されています。
家具の販売だけならば、家具販売店と競合し、価格競争という不毛な競争に経営資源を投入することになります。
しかし、ニトリは、家全体のコーディネーションという他の家具店が提供しない価値を提案する。
◎今存在するビジネスに一捻り加える
という成功する事業アイデアの原則に沿っていると言える。
似鳥社長の成功からは、
◎まず、ロマンを抱く。
◎そのロマンが実現するように、今あるビジネスに一捻り加える。
ということが学べる。
私が求める社会とは、
◎情報格差ができるだけなくなるとともに、機会均等にチャレンジできる社会
というもの。
この社会への問いかけを、どうビジネス=収益に結びつけるか。
そして、この問いかけに、
◎食
◎IT
をどう絡ませるか。
今一番頭を悩ませていることです。
☆ 今日のま とめ☆
事業での大きな成功の発端は、創業者のロマンにある。
ロマンを追い求めれば、不可能なものが可能になり、利益が後から付いてくる。

☆5/2の目標☆

1  プライベートブログの更新 ×
2  午前7時起床 ×
3 毎朝、鏡の前で笑顔の練習 ×
4 腕立て・腹筋を各30回 ○
5 部屋・事務所などの掃除をする ○
6 手帳に今日の反省の明日の希望を書く。×
7 AFPの勉強をする。 ×
8  読書(書籍・雑誌)をする ×
9 毎朝、ツイッターでつぶやく ×

(今 日のこぼれ話)
明日は、天橋立・丹波篠山に遠征します。

早朝からの出発。
WSJメルマガの執筆もあるので、相当早く起きる予定。
メルマガ内の項目を一部変更するかもしれません。
そういえば、最近、メルマガ内容の改良を全く行っていなかった。

少しリニューアルするかもしれません。

(今 日の言葉)
「商売人は、売ったり買ったりすること自体が好きな人。ほとんどの中小企業の社長は、その意味で経営者ではないと思う。経営者とは、」、しっかりした目標を持ち、計画を立て、その企業を成長させ、収益を上げる人のことだ。」

(ファーストリテイリング社長柳井正 「一勝九敗 (新潮文庫)」よ り)※ 当分、私 の好きな書籍「一勝九敗 (新潮文庫)」から引用します。

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