雇用・景気の停滞は、雇用移動の前触れか?

日本の雇用情勢は相変わらずの状態で、失業率は高止まりのまま。新卒の就職も、買い手市場が続いているという。そして、景気が回復基調にあるとはいうものの、景気回復の実感はなし。一方、上場企業の業績を見ると世界的な景気後退を脱し、大きく好転している。なのに、日本ではその実感を味わえないのはなぜか?それは海外で儲けているからで、海外での投資(人材を含む)を増やす一方で、日本ではコスト削減に勤しんでいる。

そして、先日のWBSや今週号の日経ビジネスでは、日産マーチの逆輸入が取り上げられている。この新型マーチは、タイで生産されており、日本だけではなく世界で販売される世界戦略車という。日産が、これまで日本で生産していた自動車を海外で生産し、しかも日本で販売する車を海外と同じタイプに変えたのは、コスト削減のためであろう。国内の高い人件費や部品では、世界では戦えない。グローバル化の影響である。

日本でモノやサービスが売れなくならない以上、このトレンドは変わらない。今後、ますます国内ではコスト削減が進む。その結果、何が起こるか?企業が人材の募集を抑制し、失業率が上昇する。一方で、医療や介護などでは人材が不足している。人も、食べなければ、生きていけない。つまり、既存産業から新産業への雇用の移動が起こると予測する。

先日の参議院選挙で一躍脚光を浴びた消費税だが、一律に消費税率が上がったら消費が縮むのは確実。これを避けようと、小売店は税率が上がっても税込み価格を維持しようとするだろう。このしわ寄せは、卸・製造業・下請けへと波及する。そして、行われることは更なるコスト削減。真っ先に見直されるのは人件費。民主党政権は、消費税率を上げることによって、企業へのコスト削減を促し、最終的には医療・介護への人材移動を目指しているのかもしれない。

暗い話ばかり続いたが、最後に希望の持てる話を。企業のコスト削減を通して、サブ業務のアウトソーシング・ITの活用が行われるだろう。ここで、新たな雇用が生まれる可能性は充分ありえる。

☆     今日のまとめ☆

製造業務の海外移転や景気停滞は、更なるコスト削減・雇用抑制につながる。

その結果、新産業へ雇用が移転するかもしれない。

消費税率の引き上げも、コスト削減につながる。

ただ、コスト削減を通して、アウトソーシング・ITの活用が行われ、新たな雇用が生まれる可能性も充分ありえる。

☆7/13 の目標 ☆
1  プライベートブログの更新 ◯
2  午前7時起床 〇
3  毎朝、鏡の前で笑顔の練習 〇
4  腕立て・腹筋を各30回 ◯
5  部屋・事務所などの掃除をする ×
6  手帳に今日の反省の明 日の希望を書く。〇
7  読書(書籍・雑誌)をする 〇
8  毎朝、ツイッターでつぶやく ×

☆     今日のこぼれ話☆

日々、社会に対して自分がどんなことで貢献できるのかを考えています。

自分の特技といえば、食関連産業での経験、英語、金融知識、IT知識。

これらを駆使して、どうやって収益を上げられるか。

まずは、低資本でできることから始めたいと思います。

社会の変化を感じていはいるのですが、その歪みにどう自分のスキルや経験を活かしたらいいのかが、まだまだわかりません。

(今日の言葉)

「現実を知る。その上で理想と目標を失わない。」
(ファーストリテイリング社長柳井正著 「一 勝九敗 (新潮文庫)」よ り)

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