[チラシ]「お譲りします」「譲渡」は新しい販促用語か?
先日、ちょっと目を引く折込チラシを見つけました。それはこちら。
大きく書かれてあるのは、
「ウィンドウズ7パソコン お譲りします。」
という文句。その下には、
「当地区でかいさいされる譲渡会のお知らせ」
とあります。譲渡会?なんのこっちゃと思って、チラシをよく見ると、要は、リース切れのウィンドウズ7中古パソコンの販売なのです。ちなみに価格は、24,000円(税込)也。「譲渡会」とは、「臨時販売」に他なりません。
「お譲りします」「譲渡」という表現を使うのは、もちろん販売商品が特別なものであり、通常は一般販売しない希少価値のある商品として訴求するためです。これは、パソコンについて知識の少ない人は、思わずチラシを見て、「譲渡会」に足を運ぶのではないでしょうか。販売者側としては、「してやったり」かもしれません。
ちなみに、この24000円という価格が、安いのかどうかはよくわかりません。というのも、肝心のCPUが明記されていないからです。中古パソコン大手のソフマップで調べると、メモリ2ギガ・HDD160GBの商品で14148円から販売されています。CPUは、Core i3なので、決して悪くはありません。チラシ掲載パソコンは、メモリ1ギガ・容量(恐らくHDD)80ギガなので、ソフマップの方がスペックは上。しかも、価格は低く、購入時に1030円を別途負担すれば、3年保証にも入ることができます。ソフマップの方が、断然コスパは高いのです。(ただし、「譲渡」パソコンにはキングオフィスと機器1年保証が付きます。)
ちょっと?なチラシですが、この「お譲りします」「譲渡」という言葉に思わず反応したのは事実。ちょっとした言葉の選び方一つで、チラシの効果は大きく変わることを改めて認識しました。
☆今日のまとめ☆
内容は?だが、「お譲りします」「譲渡」という言葉で、チラシに目が行ったのは事実。
言葉の選び方一つで、チラシの効果は大きく変わる。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
- 今日のこぼれ話☆
パソコンを使いたいけど、どうしたらいいのかわからないというシニア層をターゲットにしたチラシかもしれません。
また、会場でスペックをアップグレードできるので、こちらで収益を稼ぐのかもしれませんね。
さらに面白いのは、会場内で不要のノートパソコンを無料で回収するとのこと。
販売会場にて無料で仕入れまでしてしまう、スーパービジネスなのかもしれません。
無料で仕入れた商品を2万円台で販売するとしたら、儲かる商売です。
まぁ、売れるかどうかはわかりませんが。