神戸Patous、気の利いたサービスこそが外食の大きな差別化要因。

先日、神戸のフレンチ料理店・Patous(パトゥ)に行きました。私の友人によると、ミシュラン神戸で星をもらうこと間違いなしだから、ミシュラン発行までに行った方がいいとのことだったので、行くことになりました。

東京やエズの最高級フレンチを食べてから、関西のフレンチレストランで感動できるお店はほとんどないのですが、Patousは料理・サービスとも感動に近いものがありました。普段あまり口にすることのない野菜が特に印象的でした。また、冷製スープは作りたてを提供するほど、品質にこだわりをお持ちとのことでした。

高級フレンチレストランでは、得てして専門用語が飛び交い、フレンチに詳しくない人にとっては敷居の高さが気になってしまいます。この点、Patousは、とても親切・フレンドリーでありながら、専門的な説明もしてくれ、食材に興味のある私にとっては大変満足の行くものでした。例えば、メインの鴨肉の付け合せに出てきたゼブラ茄子。風味・食感とも新鮮さを味わうことができたのですが、そのことを店員さんに伝えると、なんと食材のゼブラ茄子そのものをテーブルまで持ってきてくれました。食材そのものを見せてくれたフレンチレストランは初めて。このサービスで、一気に店員さんとの距離が短くなることに。マニュアルにはない、店員さんの気の利くサービスゆえのことです。

帰り際には、シェフの山口義照さんがあいさつに来てくれました。高級フレンチでは、帰り際にシェフがあいさつに来てくれるのはよくあることですが、それでもうれしいもの。「この人が作ったんだぁ。」と、今日味わった料理を思い出し、さらに満足感がアップします。

最近めっきり外食しなくなったのは、お金を出してまで食べたいものがないから。家で食べると準備が大変ですが、愛情がこもっている分美味しいですし、さらに格段に安い。まさに私こそが、外食不況の元凶かもしれません。しかし、逆に言うと、内食の品質が向上した割に、外食の価値が上がっていない証拠でもあります。外食の価値とは、美味しい料理・楽しめる雰囲気・気の利いたサービス。Patousは、料理の美味しさもすごかったですが、気の利いたサービスも印象的でした。サービスは、人が作り出すもので特に大きな投資を必要とはしません。一方で、お金を掛けたからいってサービスが良くなる保証もありません。さらに、調理技術が向上するにつれ、料理での差別化はどんどん難しくなります。だからこそ、レストランはサービスで差が付くのだと思います。

☆今日のまとめ☆

Patousでの食事は、料理の品質もさることながら、顧客サービスが行き届いていたので、大変満足のいくものだった。

気の利いたサービスの有無が、レストランの業績に大きな影響を与えるだろう。

☆9/13の目標 ☆

1  プライベートブログの更新 ×

2  午前6時起床 ×

3  毎朝、鏡の前で笑顔の練習 〇

4   腕立て・腹筋を各30回 〇

5  部屋・事務所などの掃除をする ◯

6  手帳に今日の反省の明 日の希望を書く。〇

7  読書(書籍・雑誌)をする ×

8  毎朝、ツイッターでつぶやく ×

☆ 今日のこぼれ話☆

山口シェフは、以前東京のコート・ドールで修行されていたそうです。

そのため、コート・ドールのオーナーシェフの斉須政雄さんの著書「調理場という戦場」が、待合のソファーの近くに置いてありました。

私も以前この本を読んだのですが、フランスでの壮絶な修行内容が記されてあり、読むと元気が出ます。

久々に、「調理場という戦場」を開いてみました。

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