決して安くはないユニクロでついつい買ってしまう理由とは?
先日、この寒さに耐えかねて、ヒートテックをユニクロに買いに行きました。ユニクロに行くなら、週末が狙い目。週末には、ほぼ毎週チラシが入り、特売が行われているから。平日に買うよりも、かなり安く購入することができます。特に、今年の冬は売れ行きが悪いのか、大盤振る舞いしているように感じます。
「ユニクロでヒートテックを買った」という消費行動を改めて考えてみると、
なぜ、ユニクロに行ったのか?
という疑問が起こります。ユニクロに行った=ユニクロを選択したロジックは、
寒さに耐えられなくなった
→温かい衣類が必要になった
→ヒートテックがあれば温かくなるだろう
→ユニクロに行こう
です。つまり、「寒さ」というキーワードに対して、「ヒートテック」が反応したことになります。
しかし、寒いならば、「コート」「ウールのセーター」「タートルネック」「マフラー」なども反応していいはず。さらに、「ヒートテック」でなくても、ヒートテックと同じ機能を持つ下着は、イトーヨーカ堂・イオンなどの総合小売店だけではなく、靴のABCマートやホームセンターのカインズでも買えるのです。なのに、「ヒートテック」を買おうと思ったということは、
寒さを凌ぐ=ヒートテック
という等式が、頭の中に強くインプットされていたということに他なりません。ヒートテックが、温かくする機能性下着の売上ナンバーワンかどうか知りませんが、元祖でありシェア上位なのは確か。
l ナンバーワン
l 元祖
という位置づけが、いかに消費者の心の中に残るのかを、このヒートテックにまつわる逸話が物語っています。
恐らく、消費者の心の中に残るという点では、ヒートテックだけでなく、ユニクロというブランドも同じなのでしょう。例えば、
l ダウンが欲しい→ユニクロに行ってみよう
l 靴下が破けてしまった→ユニクロに行ってみよう
l 部屋着を新調したい→ユニクロに行ってみよう
と、とりあえず思ってしまう。そして、ユニクロに気に入ったものがあれば、値段もそこそこ安いので、他のお店を調べることなく、買ってしまう。特に、ユニクロの場合は、比較的価格の低い(コートやジャケットなどは比較的価格の高い衣類)ベーシックなカジュアル衣料が主体なので、わざわざ他のお店を調べることが大きな手間に感じてしまい、他店を調べるという動機が起こりにくいのです。ユニクロの強さは、単に価格が低さやデザインの良さだけではないことが、わかります。
これらをまとめると、ユニクロの強さとは、
l 消費者の心に第一に浮かぶブランド力(「ユニクロ」「ヒートテック」など)=営業戦略
l 他店との比較を免れやすい商材(ベーシックカジュアル衣料)=商品戦略
にあるのです。
☆ 今日のまとめ☆
ユニクロでついつい買ってしまうのは、価格の低さやデザインの良さだけではない。
消費者の心に第一に浮かぶブランド力を持ち、さらに他店との比較を免れやすい商材を販売しているからである。
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☆ 今日のこぼれ話☆
ユニクロのように、「◯◯といえば☆☆」の☆に入れば、大きな集客が見込めます。
これができないからこそ、大きなコストを掛けて集客しているのでしょうね。
ちなみに、私の中では、
下着を買うとしたら、まずユニクロ
靴下を買うとしたら、まずユニクロ
普段用のニットを買うとしたら、まずユニクロ
になっています。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→◯
◎毎日情報を発信する→☓
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯
◎部屋や家の掃除をする→☓