セルフサービス店舗で行列と同じ効果を発揮させるには?
町を歩いていると、たまに行列を見つけることがあります。そして、その行列の先にあるお店を確認すると、ほとんどが知らないお店。行列がなかったら、きっと見逃したことでしょう。行列があったおかげで、そのお店を認識し、たまに行列に並んでしまいます。
私のこの行動は特殊なものではなく、よくあるパターンではないでしょうか。行列があるから、そのお店でついつい買ってしまった。買った理由は、単に行列があったから。もっと掘り下げてみると、そのお店で買ってしまった理由は、
- 行列があるぐらいだから、きっと買って損はないと思ったから。
- 行列に並んで商品を買ったことは、話のネタになるから。
の2つだと思います。
1については、さらに
仮に損をしても、私だけではない。
という、いわゆる「赤信号みんなで渡れば怖くない」という意識が働きます。自分だけハズレくじを引くのは、どうしても避けたいものです。しかし、みんなハズレくじならば、それほど損した気分にならない。ハズレ度が小さくなるとも言えます。世間で行われているくじにハズレが多い理由の一つに、この要素があることでしょう。
これまでは店舗の話ですが、これを商品に転じると、
行列=よく売れている
と解釈できるので、
よく売れている商品をついつい買ってしまう
ことになります。対面販売ならば、接客時に「売れている」ことを伝えればいいですが、セルフサービスの場合は、「売れている」ことを人づてで伝えることはできません。だから、
「売れている」ことをPOPで伝える
という手段が取られます。ちなみに、「売れている」ことの表現として、販売ランキングの順位を採ることもあります。そして、「店内売上ナンバー1」というPOPが、更に売上を作り出すことになります。
セルフサービスの実店舗をネット通販に置き換えると、
「売れている」ことのPOP=販売ランキング
になることが多いです。単に「売れています」というよりも、「売上◯◯位」と表示する方が、信ぴょう性が高くなるからだと思います。
さらに、売上ランキングよりも、購入者のレビュー数の方が、より信頼度が高まります。ランキングは単に順位だけですが、レビューには購入者の生の声があるからです。
ネット通販の話を、再度実店舗に戻すと、
「売れている」ことのPOPよりも、購入者のレビューの方がより信頼度が増す
ことになります。一番手っ取り早いのは、行列があることには変わりありません。ただし、行列はそう簡単に作ることはできません。ならば、購入者のレビュー・感想を集めて店頭で示すことが、来店者を購入者に変えるのに大きな力を発揮すると思います。実店舗・ネット通販に関係なく、購入者のレビューが今後さらに重要になるのではないでしょうか。メーカー・小売店がこぞって、購入者に感想を聞くようになるのではないでしょうか。
☆ 今日のまとめ☆
行列があると、たとえ知らないお店でも、購入ハードルが大きく下がる。
それは、購入して失敗するリスクが小さくなるからである。
行列の役割を、購入者レビューが果たすことができる。
ならば、購入者レビューは、実店舗・ネット通販に関係なく、今後より重要になることだろう。
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☆ 今日のこぼれ話☆
久しぶりに、サンマルクカフェに来ました。(そして、今そこで書いています。)
最近は、支出を切り詰めるために、必要がない限りカフェ・喫茶店の利用を控えています。
今日わかったことは、カフェでの仕事はとても捗るということ。
オフィス(兼自宅)では、ついついだらけてしまうからです。
気持ちが緩んでいるのでしょうか?
それとも、カフェが優れているのでしょうか?
世間は正月休みのようですね。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→☓
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓
◎腕立て・腹筋30回→☓
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯
◎部屋や家の掃除をする→◯