阪神の東北6県物産展、「美味しかった」で終わった理由とは?
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今回は、先週末に行った「阪神の東北6県物産展」で感じた課題について、述べようかと思います。What to Eat Yesterday のコーナーでも取り上げている通り、この物産展で食べた料理は、どれも美味しいものでした。この物産展によって、
東北=美味しいものが満載、グルメの人にとっては天国
という等式が頭に刷り込まれたと思います。
この東北6県物産展は、
試食が多い
のも楽しめる大きな要因。また、お店の方が方言まじりのため人間味を感じるので、ほっこり心が温まるます。売り込み臭の少ない、心あたたまるイベントに感じました。
そんな中で幾つかの商品を購入したのですが、一つ問題点が浮かび上がりました。それは、
どのお店の商品かがわからない
という点です。買った商品は、魚介類の揚げ物を甘辛く煮た物。とても美味しく、さらにお店の方にとても人懐っこく接客されたので、お店への愛着も湧きました。しかし、そのお店の名前がわかりません。
同じく買った漬物のように、パッケージされた商品ならば、そのパッケージにお店の名前やブランド名・企業名が記載されてあるのですが、プラスチックの容器に入れた総菜のため、表示自体がありません。
東北6県物産展のチラシやホームページを調べてみましたが、そこにも無し。食べ比べ対決のイベントがあったので、そのイベントに出場した商品は、画像と企業名・屋号がありました。しかし、それ以外の商品については、全く触れられていません。
確か、イベント会場には出店地図があったと思いますが、もらい損ねました。どこの県すらもわかりません。このままではお店とのつながりは、全く消え去ります。
商品を買ってもらうことは、なかなか難しいことです。さらに、お店自体を好きになってもらうことは、それ以上に難しい。ただ、この難しいハードルをクリアしてもらえれば、リピーターとして商品を継続的に購入してもらうことができます。店舗型商売の場合、リピーターの獲得こそ商売の目的と言っても過言ではありません。リピーターこそが、利益をもたらすからです。このように考えると、今回揚げ物の甘辛煮を買ったお店は、難しいハードルをクリアしただけに、リピーター獲得の絶好のチャンスを逃したことになります。
ショップカードやチラシを商品と一緒に渡す
ことをしていれば、イベント後の売上につながったかと思います。
このような残念な出来事は、阪神の東北6県物産展だけでなく、物産展等のイベントではよく起こることです。イベントで売上を最大化することはもちろん重要ですが、イベント後の売上、さらにリピーター獲得に繋がる仕掛けを組み込むことは、もっと重要ではないでしょうか。
【以前に書いた関連した記事】
ビア・フェスティバル2012、出展メーカーの費用対効果を高めるための方法とは?
☆今日のまとめ☆
イベントで商品を販売する場合、ブランド名や企業名を伝えるチラシがないと、一期一会で終わってしまう。
イベント後の売上に繋がる仕掛けは、イベントでの販売よりももっと重要ではないか。
☆What to EAT Yesterday☆
昨日見かけたのが、こちらのケーキ。
新神戸駅の駅ビルの看板で知りました。
米粉とメープルを使ったロールケーキ、一度食べてみたい。
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☆ 今日のこぼれ話☆
東北6県物産展では、スルメも試食しました。
出来立てほやほやのスルメを食べたのは、初めてかもしれません。
少し値段が張りますが、お土産には喜ばれそうです。
☆昨日の目標→その結果☆
◎ 朝6時に起きる→☓
◎ 毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯
◎部屋や家の掃除をする→☓
◎営業日誌を付ける→☓