異常に混雑していたコストコ、クリスマス以外の原因とは?

中国?のコストコ

 By Junbro

垂水に新店が出来て、混雑がかなり緩和したコストコ尼崎倉庫。クリスマス前の12/23も、それほど混んでいないと予測していたのですが、見事に予測は外れました。すごい混み様で、車の中で1時間以上待たされました。クリスマス前のコストコは、本当に異常です。

 

ただ、店内に入って、通常とは異なる様子を目にすることに。「こんな商品あるんだぁ。」など、コストコの商品を初めて見るらしき人を複数目撃しました。実際、コストコの入会ブースには行列。垂水倉庫ができてからは、入会ブースに行列はほとんどなかったような。(スイマセン、あまり覚えていません。覚えていないということは、さほど行列がなかったかと思います。)クリスマス商戦を機会に、コストコに入会する人が多いようです。

 

そこで、ふと思い出したのが、コンビニで見つけたコストコブック。コストコブックとは、コストコで販売されている商品やそのレビューが紹介されたムック本。以前にも何冊か発刊されていたのですが、つい最近コンビニで見つけたということは、発売されたばかりということ。アマゾンでコストコブックを検索したところ、2012年10月以降に3冊、1ヶ月に1冊ずつ発刊されていることが判明しました。さらに、最新版の12月発刊分では、1日特別招待券が付いています。このコストコブックを買って、1日特別招待券を使ってコストコで買い物している人が、かなりいるのではないでしょうか。ただ、この入場券で入店した場合、売価の5%増でしか購入できません。初体験でコストコを気に入った人なら、今後も使いたいはず。ならば、5%割増の料金を払うよりは、4000円ほど支払って会員になった方が得と考えても、不思議ではありません。コストコブック購入→1日特別招待券で来店→入会、というルートをたどる人は、かなり多いのではないでしょうか。

 

このように考えると、ブランド力のある小売チェーンなら、雑誌やムック本を集客ツールに使うことができます。O2Oならぬ、B2S(book to store)。もしかしたら、コストコブックは、コストコの会員獲得手段なのかもしれません。

 

☆  今日のまとめ☆

コストコブックは、コストコの会員獲得手段としての役割を果たしている。

ブランド力のある小売チェーンなら、雑誌やムック本を集客ツールとして使えるのではないか。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

コストコ尼崎倉庫では、チキンは1時間以上の待ちで、整理券が必要でした。

寿司は比較的すぐに手に入るようでした。

今年のクリスマスは、内食が多いのでしょうね。

 

☆サイゼリア創業者 正垣泰彦の言葉☆

「あらゆる経営判断はある意味「実験」だ。だから、実験を行う前提条件、実験方法、結果に至った原因の特定が求められる。それこそが経営ノウハウの蓄積になる。」

『おいしいから売れるのではない 売れているから美味しい料理だ』より)

※創業者・経営者・商売人の心に残る言葉、元気になる言葉を紹介しています。

 

 

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