今年のクリスマス商戦、スーパーで感じた傾向とは?
By olaerik
クリスマス前のスーパー・その他食料品店を実際に見たところ、次のような状況でした。
【クリスマス前のスーパー・食料品店の様子】
◯12/24グルメシティ(チェーンスーパー)→前の来店客が支払ったのは、7000円ほど。ワインを数本まとめ買い。客単価がかなり上昇しているのではないか。
◯12/24 阪急オアシス(高級スーパー)→店舗が入っているSCの駐車場は満車。さらに、空車待ちの車が10台以上行列。満車のことも滅多にないが、車の行列を見たのは初めて。
◯12/21 カルディ(輸入品主体のスーパー)→20時過ぎのため、会社帰りの人が多数来店。通常の金曜夜なら2・3人の来店客しかいないが、この日は20人以上。店内を歩くのも大変なほど。全品10%引きセール以外で、こんなに混雑しているのは初めて。
まとめると、
スーパーの来店客数・買い物点数・客単価が増加している
ということになります。昨年は観察(視察?)しなかったので比較できないですが、一昨年はこれほど混んでいなかったように思えます。
さらに、12/24にケーキ店2軒に行きましたが、いずれも駐車場が満車。予約したクリスマスケーキの引き取りの来店客がほとんどのため、駐車場に行列はできていなかったですが、これほどまで混んでいるケーキ店を見たのは初めて。一昨年には、なかった光景のように思えます。
スーパー・ケーキ店のこの販売状況からわかることは、ただひとつ。今年のクリスマスは、家で食事をする人がかなり多いということ。イベントでの内食傾向が、強まっているように感じました。飲食店にとっては逆風ですが、持ち帰り商品を導入することで、この波に乗ることは可能かと思います。
☆ 今日のまとめ☆
クリスマス直前のスーパー・ケーキ店の販売状況からわかるのは、今年のクリスマスは、内食傾向がかなり強いということ。
この波に乗るためには、飲食店も持ち帰り商品の導入を真剣に考えてもいいかもしれない。
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☆ 今日のこぼれ話☆
クリスマス時期の外食メニューは、特別コースがほとんど。
もちろん、メニュー単価は、通常のコースよりも割高になります。
内食が増えてくると、この価格設定・商品設定も変えざるを得なくなるのではないでしょうか。
☆サイゼリア創業者 正垣泰彦の言葉☆
「粗利益率を一定に保つために何より大切なのは、意外に聞こえるかもしれないが、料理の味を一定に保つことだ。仕入れられる食材の質は毎日微妙に異なる。また店には、暇な時間帯もあれば多忙を極める時間帯もある。そんな中で毎日、どんなときでも同じ味にするのは簡単なことではない。」
(『おいしいから売れるのではない 売れているから美味しい料理だ』より)
※創業者・経営者・商売人の心に残る言葉、元気になる言葉を紹介しています。