大阪・天神橋商店街の端で見つけた行列ができるカフェとは?
先日、天神橋商店街に行った時、とある行列店を見つけました。詳しくは、天神橋商店街にあるのではなく、繁昌亭側の端の先にあります。そのお店はカフェ。しかし、普通のカフェではありません。
ふくろうカフェ
なのです。商号は「ふくろうのみせ」なので、初めはペットとしてふくろを販売するお店かと思っていました。しかし、実際はカフェのようです。ふくろうに触れ合いながらお茶を楽しめる、というのがコンセプトのようです。
「ふくろう」という単語は、日常生活で登場する機会も少なく、ふくろうについて考えることも普段はありません。多くの人が同じだと思います。なので、ふくろうカフェを目の当たりにした時、誰がこのカフェを利用するのだろうか、という疑問が沸き起こりました。しかし、実際には、「満席」表示がされており、さらにはお客様の入れ替え時間には行列ができているほど。それだけ人気なのです。
そこで、ふくろうカフェが行列ができるほど人気である理由について、考えてみました。
【ふくろうカフェに行列ができる理由】
[1]物珍しいから
[2]ふくろうは人気がある一方でペットとして飼育しにくいから
[3]一度体験されるとその癒しが癖になるから
1は、単にある物珍しさです。ふくろうを触れる施設やお店は、普段なかなか見つけられません。もちろん、自然にいるふくろうなんて、触れるどころか見つけるのも大変。ならば、物珍しさに一度試したくなる人がいても不思議ではありません。実際、利用価格が
1時間のワンドリンク制(600円~)
という比較的低く設定されているため、利用ハードルはかなり低いと思われます。その結果、一見さんを獲得できやすくなります。行列を見て、興味を持った人も多いはずです。
2は、ふくろうのみせでは、ペットとしてふくろうの販売も行なっています。ふくろうの価格は、安くても10万円ほどで、20万円以上する種類もあります。これだけ高価なうえ、飼育する手間を考えれば、簡単にペットとして買うわけにはいきません。ならば、ふくろうカフェでレンタルすればいい。そのような人がいても不思議ではありません。飼いたいけど飼えないニーズを汲み取ったことが、行列のできる一要因になっているのでしょう。
3は、実際体験していないので何とも言えませんが、この手のカフェは市場規模が小さいため、大企業による参入は考えづらく、中小零細企業が始めるパターンがほとんど。ならば、そう集客にお金を掛けることはできません。常連さん獲得が、ビジネスの成否に大きく関わることになります。その点、ふくろうという他にはない商材で他では味わえない癒しを楽しめれば、リピートはそう難しくありません。ふくろのみせの中を少し見た感じ、利用客のみなさんは本当に楽しそうな様子。癒しを感じている人も、多いように感じました。
この3つのうち、3の要因が一番多いのではないでしょうか。ペットを飼う理由の一つに、癒されるというのがあります。これは、ふくろうも同じ。ふくろうで他では味わえない癒しを得られるからこそ、ふくろうカフェに行列ができるのではないでしょうか。それだけ癒しはビジネスになるといことを、再認識しました。
☆今日のまとめ☆
ふくろうカフェに行列ができているのは、「物珍し割に入りやすいから」「自宅では飼育しにくいから」「他にはない癒しを得られるから」ではないか。
この中で、「他にはない癒し」が一番大きな理由のように思われる。
癒しはまだまだビジネスの大きな要素。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
ふくろうに全く興味がないわけではないですが、少し恐く感じますね。
一度体験した人の感想を聞いてみたいです。