イオン女子が教えてくれる消費者ニーズ
※イオンモールとは関係ありません
日経MJが一面で取り上げた「イオン女子」が、ネット上で物議を醸し出しているようですが、個人的には若者のSC利用は増えていると実感しています。そのSCには、イオン系のSCも含まれていますが、イオンだから利用しているのとは違うでしょう。推測になりますが、特定のブランドショップで買い物したいために、そのショップが入っている近くのイオンモールをたまたま利用しているというのが、実態ではないでしょうか。高級かどうかは別にして、若者のブランド認識は依然強いからこそ、どこのSCにも人気ブランドが出店しているのでしょう。
日経MJが「イオン女子」で伝えたかったことは、近くのショップで買い物する女子大生が増加する一方で、都心の店舗(特に単独立地店)にわざわざ足を運ぶ人が減ったということではないでしょうか。それだけ、近いという価値が高いということであり、利便性が重視されているということでもあります。
これが更に進めば、わざわざSCにまで足を運ぶのではなく、ネット通販で買えばいいということになります。店舗に魅力がなければ、足を運ぶことすらしなくなりかねません。実際、通販で大抵のものが買えるアメリカでは、モールの集客力が衰えているようです。
地元志向というのも無視できません。わざわざ交通費を掛けて都心の店舗に行くならば、地元の同じブランドショップで買えばいい、という女子大生の声を聞いたことがあります。(確かWBSかモーニングサテライト)地元志向がより強いのが、シニア層。シニア層が増えれば、できれば地元で買い物したいというニーズが強くなるかもしれません。
☆今日のまとめ☆
「イオン女子」が示すのは、近いという価値の高さと地元志向の強さではないか。
これは、女子大生に限らず、シニア層にも当てはまるだろう。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
日経MJにWBS,モーニングサテライト。
私って、なんて日経色の濃い毎日を送っているのだろう。