Photo:009 By:ryotarotakao2
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前回取り上げた北斎展ですが、日経新聞購読者プレゼントで入場券が当たったのが、鑑賞したきっかけです。プレゼント特典として、入場券だけではなく、その前に博物館員によるセミナーもありました。そこに集まるのは、もちろん日経新聞購読者の皆さん。ネットで新聞が読める時代だけに、高齢者が多いと思いきや、意外にも小さな子供連れの家族が目につきました。平均年齢は40歳ぐらいでしょうか。そう年齢層は高くないのです。

 

そこで、日経新聞が購読者に北斎展入場券・セミナーをプレゼントした理由を考えてみました。

 

【日経新聞が購読者に北斎展チケット・セミナーをプレゼントした理由】

[1]購読を継続してもらうインセンティブのため=客数維持

[2]電子版・雑誌など購入点数を増やしてもらうため=客単価増

 

1について、一番の理由は、購読継続のためでしょう。新聞は新規購読者に大変甘い商材です。新たに新聞を購読すると言えば、洗剤やチケットなどいろんなノベルティがもらえます。一方で、購読継続者は、そのようなウマミはほとんどありません。その点、日経新聞は、購読者にCDや手帳などをプレゼントしてくれる貴重な新聞社と言えるかもしれません。(他の新聞社のことは知らないので)プレゼントすれば、購読を止める可能性は低くなり、客数を維持できることになります。

 

2について、プレゼントをきっかけに日経新聞へのロイヤリティが高まれば、付随商品の販売が期待できます。その筆頭は、電子版でしょうか。また、日経ビジネスなどの雑誌・書籍の購入にもつなげることができます。日経新聞は、一面を使って電子版の人気記事を掲載するなど、日経新聞購読者への電子版購読をかなり強く薦めています。これは、既存顧客の買い物点数を増やすことであり、客単価引き上げを狙ったものです。

 

客数を維持し、客単価を引き上げようというのは、人口減少の戦略そのものとも言えます。

 

 

☆今日のまとめ☆

日経新聞が北斎展のチケット・セミナーを購読者にプレゼントしたのは、客数維持と客単価引き上げを狙ったものだろう。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

日経新聞購読者には、それなりの所得・資産のある人が多いと考えれば、あのセミナー会場は、高額品を売り込むうってつけの場所だったと思いますよ。

今度行ったら、金融機関のブースがあるかもしれないですね。