華僑の教え、商売とは、人の願望・・・

昨日、図書館に本を返しに行ったのですが、その時に見つけたのがこちらの書籍。

定本 華僑商法100カ条

以前、神戸で華僑の方と知り合いになったこともあり、また華僑=商売人という認識なので、迷わず借りることにしました。ちなみに、その華僑の方とは、とあるスーパーで知り合いになりました。独立店舗のスーパーで、彼が加工食品の購買を担当していたので、商談相手になります。商売の話以上に、中国のことをいろいろ教えていただきました。

華僑の教えで、改めて心に残ったのは、

◎商売とは、人の願望(つまり需要があること)にツケ込むことで利を得るという一面を必然的に持っている

というフレーズです。少し乱暴な表現ですが、当たり前と言えば当たり前。人の抱えている問題や不満を解消することで、お駄賃をもらう。これが、商売の原点です。本の中では、河川敷で行われる花火大会で古新聞紙を10円で売り出した話が例として取り上げられいました。毎年来ている人なら、レジャーシートを持ってきているかもしれませんが、初めて見に来た人なら下にひくものを持ってきていないでしょう。ここに願望を見出し、ただで仕入れた古新聞を売り出したのです。この事例で注目したいのは、

◎ニーズを嗅ぎだし、すぐに商売を始めたこと。

◎捨てられている新聞紙を使って、元手ゼロで始めたこと。

という2点。ニーズを見出しても、世間体や準備の面倒さでなかなか始められないのが普通ではないでしょうか。特に、今回の事例では10円で販売するので、時給を考えると割に合わないと考えてしまいます。しかし、割に合わないからといって始めないのでは、商売人とは言えません。割に合わないビジネスから、利益額の大きなビジネスに広がる可能性は高いのです。例えば、古新聞紙を売るだけに留まらず、保冷剤などの暑さをしのいでくれるモノを売れば、単価は上がります。特に、BtoBのビジネスの場合、一度得意先を獲得すれば、その企業が行っている業務を代行するなどすれば、ビジネスが大きくなるのです。

捨てられているモノ・過剰にあるモノを活用した点も、勉強になります。町を歩けば、捨てられているモノがいっぱいあります。さらに、企業の敷地内にある倉庫の中などを覗けば、思いもよらぬモノがあるかもしれません。そのようなモノをタダもしくは二束三文で仕入れて販売すれば、利益率はすさまじく高くなります。特に、資金力のない創業まもない企業が、このような世間で余らしているモノを活用すれば、黒字化がたやすくなります。

華僑は、とてもたくましい商売人です。一見、このバイタリティの豊かさを真似するのは難しそうですが、やる気と辛抱があれば思うほど難しそうではありません。これから商売を始める私にとっては、この本を読んでいろいろ思いました。商売は、人の不満を見つけることができれば、成り立ちます。(儲かるかどうかは別にして。)もっとシンプルに。もっと人が抱く欲望・願望に注目したい。

☆ 今日のまとめ☆

商売とは、人の願望にツケ込むことで利を得るという一面を必然的に持っている。

捨てられているモノ・余っているモノを活用すれば、資金力のない創業まもない企業でも勝ち目はある。

ニーズを嗅ぎだしたら、即行動だ。

☆7/6 の目標 ☆
1  プライベートブログの更新 〇
2  午前7時起床 ◯
3  毎朝、鏡の前で笑顔の練習 〇
4  腕立て・腹筋を各30回 ◯
5  部屋・事務所などの掃除をする ×
6  手帳に今日の反省の明 日の希望を書く。×
7  読書(書籍・雑誌)をする 〇
8  毎朝、ツイッターでつぶやく ×

☆ 今日のこぼれ話☆

神戸で知り合った華僑の方とは、残念ながら今連絡を付けることはできません。

4年前の年末頃に勤めていたスーパーを辞められたとのことです。

年齢も近く、とても笑顔の凛々しい方で、いろいろ勉強させていただきました。

今お会いできれば、これからの商売についていろいろ相談したいです。

(今 日の言葉)
「計画完了後の自分の姿を予想するのが計画。自分の姿を見ようとしたら、計画して失敗するのが一番いい。」
(ファーストリテイリング社長柳井正著 「一勝九敗 (新潮文庫) 」よ り)

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