【備忘録】日経夕刊2015トレンド予想3、利便性からの反動=面倒でもOKではない

philips noodle maker

 

引き続き、日経夕刊の2015トレンド予想について。今回は、利便性からの反動について述べたいと思います。記事で取り上げられている具体例は、

 

◯ひと手間の面倒をわざとかける料理道具

◯クラフト感たっぷりのファッションやインテリア

 

など、バーチャルではなく人間の互換に響く商品やサービスです。正直あまりピンと来ませんが、あまり便利すぎると、飽きが来るということでしょうか。ひと手間掛けることで、そのプロセスを楽しむことができます。ある程度均一性が損なわれたクラフト感のあるアパレル・雑貨も、均一性が小さいからこそその違いを楽しむことができると言えるでしょう。

 

ただ注意必要なのは、利便性からの反動だからといって、面倒でも受け入れられるというわけではないということです。人間、一度便利な方法に慣れてしまうと、元の面倒な方法には戻れないもの。一時的に戻ったとしても、それを継続的に利用することはありません。これは、真理だと私は考えます。

 

ならば、利便性からの反動とは何なのか。それは、次の2つの要素を持つものではないでしょうか。それは、

 

楽しめる面倒

それでも比較的簡単

 

というものです。

 

例えば、今年フィリップスから発売されたヌードルメーカー。この商品も、わざわざ麺類を自分で作るための機械なので、利便性からの反動と言えるでしょう。ただ、自分好みの麺を作れるという点や、打ち立ての麺を食べられるという点は、楽しさ・おいしさ満点なのです。もちろん、麺が作られるプロセスは、見ていて楽しめるでしょう。

 

しかも、面倒と言えども、従来の麺打ちと比べればかなり簡単。フリップスの公式サイトを見ても、

 

◯カンタンに約「10分」で作れる

◯3ステップでカンタンにおいしい生麺ができる

◯後片付けも、手軽でラクラク!

◯ご家庭でカンタンに、おいしく自動製麺

 

という表現を採用しているように、「カンタンさ」を最大限強調しています。この簡単な利用方法・清掃方法ゆえに、ヌードルメーカーはヒット商品になったのではないでしょうか。単に、麺過程を楽しめ、自分好みのおいしい麺を作れるだけでは、ヒットするまでに至らなかったと思います。

 

そういう意味では、「簡単さ」というのは、「コスパの高さ」同様、売れる商品の必要条件と言えるかもしれません。比較的簡単でないと、興味を持ってもらっても購入に至らないのです。

 

☆今日のまとめ☆

利便性からの反動と言うが、面倒でいいわけではない。

ある程度の簡単さは必要であり、これがなければ、最終的に購入には至らないのではないか。

 

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  • 今日のこぼれ話☆

つきたて餅で作った大福を食べました。

めちゃくちゃ、美味しくて、思わず3個をペロリ。

作りたてというのは、大きな価値です。

 

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