【備忘録】日経夕刊2015トレンド予想4、充実感にも必要とされるアレ
日経夕刊の2015トレンド予想に関する記事も、そろそろ飽きが来るので、今回が最終回。女子力を高めた男子とは、男性の女性化。最たる例が、弁当男子でしょうか。弁当を作るという行為は、従来女性が行うものとされてきましたが、男性でも好んで弁当作りをする人が増えているということです。(増えていると言っても一部)
この女子力を高めた男子が、女性向け市場を活性化する可能性があるようです。記事では、「スイーツ店のメンズデー」が紹介されています。これは、逆のパターンも言えそうですね。例えば、日本酒好きの女性が気軽に入れる一杯飲み屋が表れるかもしれません。一杯飲み屋とは、吉田類の酒場放浪記に出てきそうな飲み屋のこと。なかなか女性だけでは入りづらいお店がほとんどなだけに、ビジネスチャンスはあるかもしれません。定食屋で言えば、やよい軒や大戸屋が女性だけでも入れる店舗デザインになっています。
このトレンドは、男性向けの商品を女性向けに、女性向けの商品を男性向けにターゲットを変えただけであり、そう面白いものではありません。それよりも私が注目したいのは、最後のトレンドである「ユーザーエクスペリエンス、心地よさ、充実感重視。」特に、充実感は新しいニーズとして面白いと思います。
充実感と言えば、真っ先に頭に思い浮かぶにはマラソンでしょうか。あの単調な辛いスポーツが人気なのは、一人でも始められ、コストがそう掛からないからだけではありません。ゴールした時の充実感が、何とも言えないこともその人気の大きな要素です。
利便性・簡便性がどんどん追求される中、困難なことは日常生活でどんどん姿を消しています。その一方で、充実感を味わえる機会も無くなっています。ここにニーズがあるのではないでしょうか。
ただし、この場合でも、ある程度の利便性や楽しさは必須。例えば、マラソンの場合でも、申込み方法や現地へのアクセスには、簡便性が要求されます。郵送でしか申込みを受付けなければ、参加までには至らないでしょう。マラソン人気には、ファッションを楽しめるからという大きな要因があるのです。
☆今日のまとめ☆
利便性・簡便性が日々追求されているだけに、充実感へのニーズは高まっているのではないか。
ただし、その場合でも、ある程度の利便性や楽しさは必要とされるだろう。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
- 今日のこぼれ話☆
洗面所の大掃除をしたのですが、その時に大活躍したのが消しゴム風スポンジのナチハマ。
これ、本当にスゴイです。
ネットで買うと送料が掛かるので、百貨店などで行われている出張販売で買うのが一番お得かと思います。