【推測+調査】ココ壱、増収大幅増益の理由(わけ)その2
引き続き、CoCo壱番屋の客単価が増加した理由について。
【CoCo壱番屋の客単価が増加した理由】
- 高単価メニューを発売したから
- トッピングを含めたサイドメニューの販売が伸びたから
日経新聞によると、1・2とも客単価増に寄与しているようです。
通常のメニューよりも具材を増やして千円を超える商品もある「三昧」シリーズに、シーフードやビーフなどのメニューを追加したことで、客単価も1・3%上昇した。(2014年9月27日付 日経新聞朝刊)
複数のトッピングを注文する客の増加で客単価が上昇し、既存店売上高は6・7%増となった。(2014年12月25日付 日経新聞朝刊)
1について、価格を引き上げた新メニューを導入することで、原材料の高騰に対処する飲食チェーンは多いです。ただし、高単価メニューが売れるとは限りません。ロイヤルホストのように高単価メニューが売れる企業もあれば、ワタミ外食部門のように客離れに終わった企業もあります。CoCo壱番屋は、前者ということになります。値段は高いものの、その値段に見合った価値のあるメニュー開発に成功したということでしょう。
私はそれだけではないように思えます。CoCo壱番屋の店舗で特徴的なのは、入り口前にオススメメニューの大きな看板があることです。来店客のみならず、店舗前を通り過ぎる人にもアピールしています。この看板を見てから来店した人は、特に食べたいカレーがなければ、印象の強いオススメメニューを注文するのではないでしょうか。この看板効果が、高単価メニューの販売増につながっているように思えてなりません。(単なる推測ですが)
2について、追加トッピングする来店客が増えたということですが、その秘訣は全くわかりません。可能性として考えられるのは、
特定のカレーに特にオススメなトッピングをメニューで大きく提案
トッピングのスタンプラリーを実施
などでしょうか。グーグルで「CoCo壱番屋 トッピング」で検索すれば、トッピングが売れた理由がわかりました。それは、
SKE48とのコラボでトッピングキャンペーンを実施したから
です。やはり、何かしら施策はあったのです。トッピングをすれば、SKEの各チームに投票できるというルールであり、総選挙のように複数利用が期待できます。(総選挙の場合は確かCDを複数購入して、複数の投票権を獲得できたかと思います。間違っていたら、ご指摘下さいね。)SKEファンにとっては、参加しないわけに行かず、客単価増はSKEファンのお陰とも言えるのではないでしょうか。
☆今日のまとめ☆
ココ壱の客単価が大幅上昇したのは、価値の高い高単価メニューが売れたからである。
また、SKEとのコラボのトッピングキャンペーンを実施することにより、トッピング売上が伸びたことも影響しているのではないか。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
- 今日のこぼれ話☆
久しぶりに、六甲アイランドからJR住吉まで歩いたところ、意外にもあまりしんどくありませんでした。
もうすぐ40ですが、まだまだ元気です。(当たり前)