サイゼリヤを見れば、ワタミが値下げした理由がわかる。
3月25日に六甲道に行く用事があり、サイゼリヤの前を通りました。六甲道のサイゼリヤは、駅から少し歩きますが、駅前立地になるでしょう。飲食店が多く入るビルの中に立地しています。ファミレス全般に言えるのですが、立地が郊外から駅前にシフトしていますね。人を集めるのが難しくなって、少々家賃が高くても、人の集まる場所でないと商売が成り立たないのでしょうか。
夕方6時頃の店内を見たのですが、ファミレスの様々な利用動機が浮かび上がる客層でした。
【3月終わりのサイゼリヤ客層まとめ】
- 家族連れ
- サラリーマン2人組
- 大学生5人組
1は、従来のファミレス需要。家族での外食利用です。サイゼリヤはファミレスの中でも安い部類に入るので、食べ盛りの子供連れには持って来いかもしれません。この場合、回転寿司も競合関係になるでしょう。
2は、ちょい飲み需要です。グラスワインが一杯100円で飲めて、200円台の小皿が豊富なサイゼリヤは、ちょい飲み利用にもぴったり。実際、私の友人から聞いた話ですが、会社の同僚(男性)が、会社近くのサイゼリヤでちょい飲みすることが多いようです。彼らは、サイゼリヤの1500円マグナムボトルワインが目当てのようです。
3は、意外でした。この時間に大学生の集団がいるとは。彼らの服装を見れば、その利用動機は明らか。スーツ姿なのです。3月終わりのスーツ姿の大学生と言えば、卒業式しかありません。そう、彼らは卒業式後の飲み会として、サイゼリヤを利用しているのです。実際、彼らの席には、ワインボトルが数本あり、料理の乗った複数の皿が机の上にありました。恐らく、学生最後の飲み会として、イタリア料理を満腹食べたかったのでしょう。お酒が豊富な居酒屋ではなくサイゼリヤを選んだということは、お酒よりも料理メインなのは明らか。若者のアルコール離れも物語っています。
3のように、飲み会場所としてサイゼリヤを利用する学生が多いならば、ワタミのような総合居酒屋は、サイゼリヤと競合している、ということになります。ワタミが値下げに動いたのは、低価格のサイゼリヤ対策なのかもしれません。
☆今日のまとめ☆
飲み会場所としてサイゼリヤを利用している大学生がいる。
ワタミが値下げに動いたのは、サイゼリヤに奪われた顧客を奪い返すためではないか。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
- 今日のこぼれ話☆
選挙戦真っ盛りです。
ただ、誰を選んだらいいか、よくわかりません。
どの候補もありきたりなことを言うだけ。
これだけは4年間で絶対にやったるぜ、というものが見えない人ばかりです。